新規登録 ログイン
期待に応えようとすればするほど 締まっていく自分の首
kinako_09 投稿 - 2018/11/24 更新 - 2018/11/24 0 Comments 138 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません
細い睫毛が 白を待つ
息遣い融ける 午後の街
乾いた声は 喉の隅
よく聞く言葉を繰り返す



どこからが嘘なんだろうね
期待に応える器量もないから
愛される嘘を探しても
明日もきっと みぞれのままで



隠した思いも 言えない思いも
あなたの為 わかっておくれよ
いつか変わるから きっと変わるから
だからそれまで待って欲しくて

明かした思いも 曲がった思いも
あなたならば 許してくれると
だけど知っている 僕は知っている
これは雪と 呼ばないんだって
積もることはないんだってさ





長い白夜が 過ぎた頃
指遣い湑む 朝の街
憂いた眉は まだ知らず
よく聞く言葉を繰り返す


涙の理由も 消えたい理由も
あなたのせい わかっておくれよ
いつかこの街を きっと包むから
だからそれまで ここで見ていて

探した理由も 歪んだ理由も
あなただけは 伝えたくなくて
だけど気付いてる 僕は気付いてる
僕は雪に 変われないから
みぞれはまだ降り続ける


─まだ隠している まだ言えずにいる
追う自責の念 もう隠せずとも
まだ隠している まだ言えずにいる
負う自責の念 まだ笑ってみる─


寒い季節を 越した後
声もでぬそんな 春の街
「ここには雪が降らないの」
よく聞く言葉を繰り返す
タグ :
[ 編集 ]

0 Comments

Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録