作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

静かに　事も無げに
街が変わってゆく
昨日まであくびしてた
ありとあらゆる　かたちの過去が

どこかに　向かうように
なにかさらわれてる
身体だけがそこにある
日差しのなかで　僕らはすこし

轢かれた猫の目の中に
広がる海へ沈む
命の後を追うように
寂しい泡が昇る

こんなに綺麗な宇宙なのに
時には僕らを追いつめる
こんなに大きな宇宙だから
言いたい言葉も届かない


静かに　事も無げに
海を下ってゆく
明日にはどうなるのか
気にしだしたら　広さが怖い

どこかに　落ちるように
何か探っている
暗く寒いだけなのに
こうしていれば　救われる気で

轢かれた猫の目の中の
海から陸を目指す
どちらが上か下かさえ
見えない泡が迷う

こんなに綺麗な宇宙なのに
時には炎がはち切れる
こんなに大きな宇宙だから
聞きたい言葉も聞こえない

こんなに綺麗な宇宙の隅
静かに炎よ燃え上がれ
こんなに大きな宇宙の先
彼方も此方も焼き尽くせ

こんなに綺麗な宇宙は尽き
僕らは誰もが灰になる
こんなに大きな宇宙の底
僕らは積もって海になる

こんなに綺麗な宇宙のこと
轢かれた猫にも見えたろうか
こんなに大きな宇宙だから
聞きたい言葉も聞こえない

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