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死にたくない僕と毎日死にたい彼女の関係。本気?冗談?それすら分からないから少し苛立つ。分かりか合えなくても、分かりたいジレンマ。
Union 投稿 - 2018/10/15 更新 - 2018/10/15 0 Comments 146 Views
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「あなたが「死にたい」って口にする度に
胸の奥の方がきゅっと苦しくなる

まるで、おはようの代わりみたいに
あなたは「死にたい」って言うけれど

僕はそれに、慣れたくはないな
あなたを失いたくないなぁ」

だけど、僕がどんなに耳を塞いだって
あなたの言葉は奪えない

僕は何も知らないことが怖い
ある日、空っぽになったあなたが、
ひとり旅立つことが怖いんだ

Ah 大きな溜息つくみたいに
僕に大声を上げればいい
思いつく限りをぶつければいい
それが汚かろうが醜かろうが
僕は構わないんだよ


どうか、
僕に音(メロディ)をください
くだらない溜息と
やり場のない言葉たちが
ついに飽和を超えて
体中を蝕んでゆくみたいさ

僕に音(メロディ)をください
意味なんて持たなくて
刃のない言葉たちは
いつも調和の酸に
形変えて蝕まれてゆくから

滲まない筆先で
たわまぬ行間で
愚かな手紙を音に乗せよう
後悔の渦に飲まれて
沈むその前に届けたいんだ


「あなたが「死にたい」って口にする度に
左のこめかみがチクッと痛くなる

まるで、おやすみの代わりみたいに
あなたは「死にたい」って言うけれど

やっぱり僕は、笑い飛ばせないな
おわりの言葉にしたくないから
ねぇ、「おやすみ」。」

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