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いつか枯れるその日まで
nyori 投稿 - 2018/09/25 更新 - 2018/09/27 2 Comments 649 Views
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例えばこんな風に
飾らない言葉で 唄を紡げたら
君に届いたりするのかな

欲しいと願ったら
その瞬間 それは幻想となって
僕の前から消えていく
横目で見送るその笑顔さえ
この世のものでなくなってしまう

そっと吐息吹きかけて
なびく髪に紛れながらでいい
小さく願い事をした
誰にも見えないところで

ずっとそばにいて
話した声も ここに残って
寂しい気持ちを紛らわすように

触れた温もりも
絡まった香りでさえも
知らなければよかった
誰もいないところで

もしここが 二人きりの世界なら
否が応でも
君は僕といるしかなくなる
それでもいいと思ってしまう
そんな僕にはこの唄は唄えない

そっと吐息吹きかけて
なびく髪に紛れながらでいい
小さく願い事をした
誰にも見えないところで

遠くなるその影に
腕を伸ばさずにはいられなくて
止まる時は幻想の華
枯れて朽ち果てるまで
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2 Comments

kayumakayuma
2018/09/25
幻想の華というのは、野花のように茎の細い風にそよそよと揺れる花のことでしょうか? 華は、枯れてもまた種を残すものですね。
nyorinyori
2018/09/27
コメントありがとうございます!

"こういう花"といった細かい説明はできないのですが、想い人を連想したときの比喩と言えばいいでしょうか。ひとりひとり違う形をしていて、他の人から見たら自分が描いていたのとも違う、そんな感じです。
曖昧な回答しかできなくてすみません…。
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