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たのしい夢より、せつない夢がすき。
labyrinth 投稿 - 2010/11/28 更新 - 2011/11/20 6 Comments 579 Views
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ykm22desertwolf
ある時君は
ファミレスの店員だった
中学生以来に
名前を呼んでみた


何一つ顔の表情を変えず
悲しみさえも見せず
対応してくれた


 どういう成り行きかは
 分からないけど
 母親のほうが
 少なくとも
 好きだったのだろう


  君のせいじゃない。
  名札を読んでしまった
  僕が悪いんだ


ある時僕は
図書館の職員だった
刺繍された
珍しい絵本を見つけた


本棚の一つ向こう側で
見つからないように
懐かしい声を聴く


 目の前にいる
 誰か分からない男と
 親しげに喋っている君を
 少なくとも
 好きだったのだろう


  君のせいじゃない。
  声を聴いてしまった
  僕が悪いんだ


   カフェオレのぬくもり
   朝の肌寒さで冷めてしまった
   捨てることも
   忘れることも
   出来ないね

   
 夢の続きを
 君に会うために
 僕はもう一度寝る
 少なくとも
 たのしい夢じゃないだろう


  君のせいじゃない。
  こんな夢を見たとしても
  君が嫌いじゃない
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6 Comments

desertwolfdesertwolf
2010/11/28
らびりんすさん今晩は

  らびりんすさんの詞を、今まで殆ど
見た事がなかったのですが、此の詞は良いですね。
Goodを押しておきました。

----------------------------------------------------

 細かいことを言えば、題名に「カフェオレのぬくもり 」
と有るのに、詞の中にカフェオレが中々出てこないとか、、
(私だったら題名を、『 君との距離5m 』とかします。)

 >君のせいじゃない。
 >こんな夢を見たとしても
 >君が嫌いじゃない

 なんか、作詞者のアリバイ作りのようで、、、
詞の中にアリバイを入れられると、見ている人は、
此の詞は、作詞者の本人の為に書かれた物で
聞いたり・見ている人の為に書かれた物じゃ無い
ような気がします。
labyrinthlabyrinth
2010/11/29
初めまして、山のウサギさん。
コメントにgoodも押して頂き、大変嬉しいです。

題名を「カフェオレのぬくもり」にしたのは、
好きだった人への感情を比喩したものだったので

詞の中で多く出し過ぎても
あからさますぎるなと思いまして。

というか『君との距離5m』は、
一切詞の中に出て来ていませんが、
言ってること矛盾してません?(笑)

フォローするつもりではないですが、
特に詞の中にある言葉を題名にしなきゃいけない
などのルールはありませんし、
あまりにも関係ないものだったりすると
見ている人にとってわからないかもしれません。

個人的な意見ですが私は、それはそれでいいと思います。
ありきたりな題名を書くよりよっぽど面白く感じます。


アリバイ作り・・・なるほど(笑)

好きだった人が夢の中に出てくる話しなので、
夢の中の現場には、いたことにはなりますが、
現実の現場には、いたことにはなりませんしね。

新たな視点を発見出来ました(笑)

少なくとも私は、
見ている人の為に
好きだった人が夢の中にも出てくる
せつない気持ちを伝えようと書いたつもりでしたが、
正直言えば、
自分の為にも書いたのかなぁって思います。

この判断は、人それぞれありそうで難しいです。
white_harujionwhite_harujion
2010/11/29
おはようございます。

私の中では、
昔すきだった彼女の苗字が変わってしまったらしいことや、
誰か相手ができたらしいことをうわさ話をきいていて、
それで見た夢が、実際は話しかけることも難しい彼女の名前を呼べるんだけど、
現実の名残がある切ないものになってしまった、というものかなあと。
夢心地の居心地つかないなまぬるさがタイトルにあたるのかなと。

・・・そのようなお話になり、勝手にひとりで感心してました。笑
いろいろ模索しながら楽しく読ませていただきました。
desertwolfdesertwolf
2010/11/29
>、、、『君との距離5m』は、
>一切詞の中に出て来ていませんが、
>言ってること矛盾して、、、

 彼女との距離感が此の詞のテーマのような
気がしましたので。

>アリバイ作り

 アリバイ=自己弁護・自己保身
らびりんすさんは、少し恥ずかしがりやさんの
ような性格を感じます。

 バンドの中で、ボーカル=作詞家は
自己弁護・自己保身なんか、全然考えない
性格がハデなほうが、ヒットすると言う話を
聞いたことが在ります。
labyrinthlabyrinth
2010/12/01
かなしさん、コメントありがとう。

いやー、苗字が変わってしまったことに
気付いてくれたのが大変嬉しいです!!

気付いてもらえないかなぁとか
考えてたりしてたもので
そのコメントだけでも凄く嬉しい(笑)

なるほど。かなしさんは、
そういう視点で読んで下さったんですね。

私が、タイトルの意味とか背景とか
無駄に言ったりしない方が良いかもしれませんね(苦笑)

でも、作詞者として恐れながらも言わせて頂きますね。


「カフェオレのぬくもり=好きだった人への感情」
ということが結論なんですが、
その後に続く詞では、

朝の肌寒さで冷めてしまった

好きだった感情が冷めてしまったけど
捨てることも忘れることも出来ないなっていう
切なさをここに詰め込みました。

それが、詞全体を覆っているような気がしたので
「カフェオレのぬくもり」というタイトルにしました。

最初は、
「君のせいじゃない。」というタイトルにしようと
思っていたのですが、何か違うなと感じてやめました。

模索しながら楽しく読んで頂けるなんて、大変光栄に思います。

長々とすみません。
コメントありがとうございました。
ykm22ykm22
2010/12/06
はじめまして。

それこそ「カフェオレのぬくもり」のような
淡くてぼんやりしてて少しあいまいで
人間の気持ちってそんな感じですよね。

最初から最後までいっさいつっかからずに読めました。
流れ・展開の仕方がすばらしいと思います。

自分もどっちかとゆうとバンバン表に突きつけてくタイプ
より少しぼかした言い回しの詞を書いているので、
とても好きとゆうかすっとはいってきました。

個人的には最後の2連が一番気に入ってたりします。
なんだか余韻の残る素敵な体験をさせてもらっちゃいました^^

ありがとうございます。



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