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瞼を閉じるのが苦手だった
目を覚ませば誰も居ない気がして
砂漠に似た 噎せるほどの寂寞
根を生やした足が動かない
戸惑いが空逢いを壊した
足跡を付けながら温度を探す
道連れにした想いを引き摺り
未だに捨てられない記憶を手繰る
紅い蝶は返り血を浴びた自由
一度焦がれて仕舞えば 二度と忘れられない奇跡
弱くても生きていこうとしたけれど
たちまち飲み込まれる 孤独の渦へと
羽搏き、それでも明日を目指した
Far wings 救済の海の傀儡
名前を呼ぶ事が苦手だった
振り向いて貰えない様な気がして
飛んでいこう
空へ飛行 飛ばしたのは躯体ではなくて
彷徨うだけでも 満たされていたの
Sky Alone 星に私だけ
繭を食い破り産まれた自由
三度懐いて仕舞えば 四度と願えない帳
明け暮れた世界は 景を消した衝動で
私という概念を込めた引鉄に指を掛けた
瞬き、その雷光に 音に託したなら
Far wings 吸収という名の翼
「思うがままに飛べたのなら」
生きたい場所へと行けるのなら…
遠い果てで 無理をして瞼を閉じている
貴方の側で 繭を作れたのなら
I will fly away 紅い蝶の結ぶ未来
完成のない行き摩り 傷だらけの脚を伸ばして
「見たことのない海を見にいこう」
碧く猛る暴威を超えて
千切れた薄い羽根を広げて
Far wings... sky alone 救済の小さな指へと
身体を預けて
飛んでいこう
空は雲が避けていく
飛んでいこう
空は貴方が作った奇跡
紅い翼を洗い流して 自由な蝶へと成れたら…
また、逢えますか
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