新規登録 ログイン
紅い救済の空で。
kaomira_1007 投稿 - 2018/07/21 更新 - 2018/07/21 0 Comments 248 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません



瞼を閉じるのが苦手だった
目を覚ませば誰も居ない気がして

砂漠に似た 噎せるほどの寂寞
根を生やした足が動かない


戸惑いが空逢いを壊した
足跡を付けながら温度を探す
道連れにした想いを引き摺り
未だに捨てられない記憶を手繰る




紅い蝶は返り血を浴びた自由
一度焦がれて仕舞えば 二度と忘れられない奇跡
弱くても生きていこうとしたけれど
たちまち飲み込まれる 孤独の渦へと
羽搏き、それでも明日を目指した
Far wings 救済の海の傀儡






名前を呼ぶ事が苦手だった
振り向いて貰えない様な気がして

飛んでいこう
空へ飛行 飛ばしたのは躯体ではなくて
彷徨うだけでも 満たされていたの
Sky Alone 星に私だけ



繭を食い破り産まれた自由
三度懐いて仕舞えば 四度と願えない帳
明け暮れた世界は 景を消した衝動で
私という概念を込めた引鉄に指を掛けた
瞬き、その雷光に 音に託したなら
Far wings 吸収という名の翼




「思うがままに飛べたのなら」

生きたい場所へと行けるのなら…


遠い果てで 無理をして瞼を閉じている
貴方の側で 繭を作れたのなら





I will fly away 紅い蝶の結ぶ未来
完成のない行き摩り 傷だらけの脚を伸ばして
「見たことのない海を見にいこう」
碧く猛る暴威を超えて
千切れた薄い羽根を広げて
Far wings... sky alone 救済の小さな指へと


身体を預けて




飛んでいこう
空は雲が避けていく
飛んでいこう
空は貴方が作った奇跡

紅い翼を洗い流して 自由な蝶へと成れたら…


また、逢えますか


0 Comments

Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録