新規登録 ログイン
機械少女と少年
My_accountn 投稿 - 2018/07/16 更新 - 2018/07/16 4 Comments 885 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません
研究所の資材置き場に
いつの間にか捨てられ
雨が降って濡れて錆び付いて
動けなくなってしまった私は
もうここにいるしかないから
誰の役にも立てない存在だと
戦力外通告を下されてしまった

感情なんて表情なんてないの
だけど博士が言ってくれた言葉
いつか人間のように心をもって
広い世界を知ってほしいと微笑んで
私に話してくれたこと今でも宝物だよ



ある日突然の出来事だった
誰も立ち寄らない研究所に
少年が訪れて私に言ったの
機械だからといって人間のように
なれない訳じゃないよって寂しそうに
私の手を握りしめて帰って行ったけど
理解できなくてまた今日もここにいる

命令が絶対だって意志なんて必要ない
それが自分で在るべき本当の姿だと
思っていたけどそれは違うんだって
君が教えてくれた言葉は今でも宝物
私に少しずつ心が芽生え始めていたの



いつか壊されてしまう運命と
知っていたけど悲しくなんて
なかったのにどうして今になって
涙が溢れてしまったんだろう………



優しくて温かい居場所が身近に
あるんだと気付かせてくれたのは
いつも側にいてくれる君なんだよ
一緒にいたいって言ってくれた時は
感じたこともなかった想いが込み上げた

嬉しくて微笑んだ私と君

























タグ : [ 編集 ]

4 Comments

kayumakayuma
2018/07/16
昔、アメリカではOA化が進むにつれ、その反対にマクドナルドなどのサービス業が増加したといいます。たしかに日本でもAI化が進むでしょうが、今までとは違った職業が生まれそうな気がします。
yumemigati3yumemigati3
2018/07/16
ボカロに似合いそうな世界観ですね。
ちょっと前に僕も同じようなのを書いたとか何とか…むにゃむにゃ(笑。

ニコ動にあります。

それはともかく(笑。

歌にするには少し物語色が強すぎるかもですが、
なかなか面白そうな感じですよね。
My_accountnMy_accountn
2018/07/16
Kayumaさん、コメントありがとうございます。
My_accountnMy_accountn
2018/07/16
さくさん、コメントありがとうございます。さくさんも、似たような作品を書いていただなんて。驚きました。確かに歌にするには……ですよね……。
Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録