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機械少女と少年
My_accountn 投稿 - 2018/07/16 更新 - 2018/07/16 4 Comments 717 Views
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研究所の資材置き場に
いつの間にか捨てられ
雨が降って濡れて錆び付いて
動けなくなってしまった私は
もうここにいるしかないから
誰の役にも立てない存在だと
戦力外通告を下されてしまった

感情なんて表情なんてないの
だけど博士が言ってくれた言葉
いつか人間のように心をもって
広い世界を知ってほしいと微笑んで
私に話してくれたこと今でも宝物だよ



ある日突然の出来事だった
誰も立ち寄らない研究所に
少年が訪れて私に言ったの
機械だからといって人間のように
なれない訳じゃないよって寂しそうに
私の手を握りしめて帰って行ったけど
理解できなくてまた今日もここにいる

命令が絶対だって意志なんて必要ない
それが自分で在るべき本当の姿だと
思っていたけどそれは違うんだって
君が教えてくれた言葉は今でも宝物
私に少しずつ心が芽生え始めていたの



いつか壊されてしまう運命と
知っていたけど悲しくなんて
なかったのにどうして今になって
涙が溢れてしまったんだろう………



優しくて温かい居場所が身近に
あるんだと気付かせてくれたのは
いつも側にいてくれる君なんだよ
一緒にいたいって言ってくれた時は
感じたこともなかった想いが込み上げた

嬉しくて微笑んだ私と君

























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4 Comments

kayumakayuma
2018/07/16
昔、アメリカではOA化が進むにつれ、その反対にマクドナルドなどのサービス業が増加したといいます。たしかに日本でもAI化が進むでしょうが、今までとは違った職業が生まれそうな気がします。
yumemigati3yumemigati3
2018/07/16
ボカロに似合いそうな世界観ですね。
ちょっと前に僕も同じようなのを書いたとか何とか…むにゃむにゃ(笑。

ニコ動にあります。

それはともかく(笑。

歌にするには少し物語色が強すぎるかもですが、
なかなか面白そうな感じですよね。
My_accountnMy_accountn
2018/07/16
Kayumaさん、コメントありがとうございます。
My_accountnMy_accountn
2018/07/16
さくさん、コメントありがとうございます。さくさんも、似たような作品を書いていただなんて。驚きました。確かに歌にするには……ですよね……。
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