恋焦がれた名を 和紙に湿り這わせて
渦を巻いた黒 折節(おりふし)の花を綴じた
いのち短し浮世は
紅(くれない)に染む劔(つるぎ)の胸
常闇抜けていつかは 在りし日のように
温(ぬく)い腕(かいな)へ
汀(みぎわ)駆ける季世(きせい)たちは
幾重の天つ風(あまつかぜ)を過(よぎ)る
こんな 淡い 忸怩(じくじ)を捨て
肩の葉 払いにゆけたなら
希(こいねが)う熱を 和紙にその手這わせて
伝うだろうかと 戯言を笑みに綴じた
いのちの声を枯らした
紅に散る劔の舞い
常闇沈むこの身が 在りし日にはもう
戻れないなら
東雲空(しののめそら) 縹(はなだ)色の
大群が花咲き頽(くずお)れる
こんな 細い 息なのかと
虚しさ 今ごと斬り捨てて
雨に打たれ 霧に消えて 雪に溶けて 風に吹かれ
雲に流れ 空に倒れ 夢に抱かれ 君に逢えて …
一羽去りゆく
飴鷺(あまさぎ)のその羽に変え
呼ぶ声の元へ 飛べたなら
巡る 命の 始まりへ
降り立ち腕(かいな)を差し出して
汀駆ける君の背中
幾重の天つ風は遥か
こんな 淡い 忸怩を捨て
も一度 抱き寄せられたなら
汀…波打ち際、水際
刻下…現在
折節…季節
季世…末の世
天つ風…大空を吹く風
忸怩…恥じらい
東雲…明け方
縹色…藍色よりも薄く浅葱色よりも濃い色
渦を巻いた黒 折節(おりふし)の花を綴じた
いのち短し浮世は
紅(くれない)に染む劔(つるぎ)の胸
常闇抜けていつかは 在りし日のように
温(ぬく)い腕(かいな)へ
汀(みぎわ)駆ける季世(きせい)たちは
幾重の天つ風(あまつかぜ)を過(よぎ)る
こんな 淡い 忸怩(じくじ)を捨て
肩の葉 払いにゆけたなら
希(こいねが)う熱を 和紙にその手這わせて
伝うだろうかと 戯言を笑みに綴じた
いのちの声を枯らした
紅に散る劔の舞い
常闇沈むこの身が 在りし日にはもう
戻れないなら
東雲空(しののめそら) 縹(はなだ)色の
大群が花咲き頽(くずお)れる
こんな 細い 息なのかと
虚しさ 今ごと斬り捨てて
雨に打たれ 霧に消えて 雪に溶けて 風に吹かれ
雲に流れ 空に倒れ 夢に抱かれ 君に逢えて …
一羽去りゆく
飴鷺(あまさぎ)のその羽に変え
呼ぶ声の元へ 飛べたなら
巡る 命の 始まりへ
降り立ち腕(かいな)を差し出して
汀駆ける君の背中
幾重の天つ風は遥か
こんな 淡い 忸怩を捨て
も一度 抱き寄せられたなら
汀…波打ち際、水際
刻下…現在
折節…季節
季世…末の世
天つ風…大空を吹く風
忸怩…恥じらい
東雲…明け方
縹色…藍色よりも薄く浅葱色よりも濃い色
4 Comments
2018/05/30
僕も以前、この方にはお世話になっておりまして。
やはり同じように和のテイストで歌詞つけたことがありますが。
……。
…いや、泣いてないですよ。
2018/05/30
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2018/05/30
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ということで、とにかく言葉の引き出しが
凄いなあと感心してしまいました。
これで歌詞が破綻してないのがスゴすぎです(^^)
2018/06/01
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