『ねぇ このバンド知ってる?』
どこからか探してきたその映像
僕は涼しげな顔して言う
『メジャーデビューして変わったよね』と
なぜかふてくされ気味の君が
『じゃあこれはどう?』と僕に言う
『あのアルバムのあの曲良いよね』
これまた君は拗ねた顔して
いつもどちらかがどちらかのウチに来て持ち寄るCD
いつも決まって君が選ぶのは僕が知ってるバンドのCD
『あれ?君ってそんなに
バンドのこと詳しかったっけ?』なんて
僕は間抜けな顔して言う
心底呆れたような君の前で
『あれも良いね このフレーズなんかも
ギターソロなんて特に最高』
ねぇ こんな話ができること
僕は心底嬉しいと思ってるよ
いつもどちらかがどちらかのウチに来て持ち寄るCD
いつも決まって君が選ぶのは僕が知ってるバンドのCD
気に入ってくれるかななんて考えながら選んだ僕と
歌詞カードを見ながらちゃんとヘッドフォンで聴いてくれた君
『ねぇ このバンド知ってる?』
どこからか探してきたその映像
僕は知らないと驚いて言う
それを見た君の嬉しそうな顔
6 Comments
2018/04/15
こういう形式のやり方で、きちんと曲を意識して作ってあるのはさすが。
いい曲付きそうな、そして名曲になりそうな予感です。
2018/04/16
コメントとgoodありがとうございます。
煩わしいですよね、すみません笑
いつもならボツにするんですがあえて振り切ってみたので、その上で評価していただけたなら嬉しいです!
2018/04/17
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でも、歌詞としてきちんと機能してて素敵ですね♪
練り込まれて作られたような感じ、素晴らしいです。
勉強になりました(^^)
2018/04/17
コメントありがとうございます。
最初のフレーズが思い付いてからはオチをどうしようか考えてましたが、
主人公の『僕』がバンドに詳しくて、それにつられて『君』が音楽を好きになっていくその関係がなんか綺麗だなーって思いまして、あえてリアルな感じにしてみました笑
2018/04/21
私も、僕から見る君の姿だったり、その想いに、キュンとしてしまいました。
抽象的じゃなくて、直接的にその様子を表現するというやりかたは、確かに成功だったと思います。
2018/04/21
Sakさん
コメントありがとうございます。
まさにその通りの考えで歌詞を書いてました。
この2人の生活さえ垣間見えるくらいに表現した方が伝わるかなと思いまして。
成功でしたら良かったです。安心しました笑