長いようで 短いようで
刻はいつでも 掌の上
移り変わる 街の景色を
ただひたすら 眺めていた
風が吹いたら 思い出したもの
瞼をこすって 零れ落ちたもの
視界の端で 揺れていたもの
そのどれもが 誰のものなの
春待人 ふたり 分かたれた道の上で
空を切った手が震えていたのは何故
わざとらしく しゃんと立って
背筋伸ばしていたらいつの間にか
僕らはもう 大人になってた
掌の上の 刻を止めてよ
左様なら なんて 割り切れない想いは未だ
蕾のまま 咲く刻を知らず
風が吹いたら 思い出したもの
瞼をこすって 零れ落ちたもの
長いようで 短いようで
刻は変わらず 掌の上
さようなら しなくちゃな
10 Comments
2018/03/24
わざとらしく しゃんと立って
こういう何気ない表現がすごくいいですね。
ミズさんにかかれば冬でも春でもドンと来いですね〜。
季節モノ苦手なので羨ましいです。
2018/03/24
コメントとgoodありがとうございます。
シールありがとうございます笑
そのフレーズは卒業っぽい捉え方もできるかなーと思い、入れてみました。
2018/03/24
風が吹いてたら 思い出したもの
この詞を読んでいると、春の中にスッと引き込まれていくそんな気持ちになりました。
2018/03/24
いいように感動を操られているわけで。
くそー。うらやましい。
2018/03/25
“左様なら”
あえてこう表記することによって後の
>割り切れない想い~
より重く?強化されて、作品ならではの味を引き出せているように思います
なるほど……と思わずにはいられない夢芽でした☆ミ
2018/03/25
Sakさん
コメントありがとうございます。
春を感じれるワードとして風が吹くというのを入れたので、感じていただき嬉しいです!
2018/03/25
コメントとgoodありがとうございます。
なんかいっぱい貼るものもらっちゃいましたね笑
雰囲気重視なだけなので、もうすこし言葉遊びができればいいのですが…汗
また頑張ります!
2018/03/25
夢芽さん
コメントありがとうございます。
そうですね。
その部分は主人公の気持ちの割り切れない感じを出したくて、あえてそんな変換にしまして。。。
なので、最後は自分でさようならしなくちゃと割り切らせた形にしました。
2018/04/05
2018/04/06
コメントとgoodありがとうございます。
昔の作品見ていただき嬉しいです。
Skenさんの詩的な歌詞も見てていつも素敵だなぁと思ってました。
今後も作品拝見しますね!