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老いる日々の門を叩く
asakist 投稿 - 2018/02/28 更新 - 2018/03/12 2 Comments 286 Views
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道に形なく
横たわる夢の
声がいま響く
砂まみれのまま

月に澱みなく
記される君よ
白朮火が描く
「息災で」の唄

とうに揺れる東の緋よ
木に影挿し間近となる
千里の熱風は連れて
老いる日々の門を叩く

間違いがあろうか
時空に次は来る
泣くこともあろうか
遥か地に座し
間違いがあろうか
時空に次は来る
寄る辺などあろうか
ただ天に秘し


意志に混ざりなく
仄明ける睡の
声がいま響く
始まりはまだか

土に残りなく
晒されぬ君よ
白朮火が描く
「延命で」の字

待ちて侘びる西の闇よ
理に魔が差し目深と見る
千里の熱今に浴びて
若き日々の戸へと臨む

間違いがあろうか
時空に次は来る
泣くこともあろうか
遥か地に座し
間違いがあろうか
時空に次は来る
寄る辺などあろうか
ただ天に秘し

間違いがあろうか
時空に次は来る
泣くこともあろうか
遥か地に座し
間違いがあろうか
時空に次は来る
寄る辺などあろうか
ただ君に臥し
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2 Comments

kayumakayuma
2018/03/10
海辺の松林を連想させます。
asakistasakist
2018/03/12
kayumaさん
こんばんは、コメントありがとうございます

どの辺で連想されたかは知りませんが、針葉樹林のイメージは特にないです。
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