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前作と同様に、三年ほど前のメモに書かれていた一言をタイトルにしました。言葉だけ残してほっとくあたりが自分らしいですが、解読する未来の私の気持ちにもなってほしい。
退会済み 投稿 - 2018/02/24 更新 - 2018/03/03 4 Comments 701 Views
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manbou0502pannomimi4444


母さんがひろげた手を
掴み歩く夕間暮れ
愛は満ちるばかりなのに
孤独を抱える みんなあわれ

生きていくしかないのです
ラジオの周波数のように



白紙でしかない人生に
絵筆を抱え立ちすくむ
愛を揮(ふる)えない言い訳に
色褪せたがる みんなあわれ

生きていくしかないのです
ミルクの一滴のように



ありもしない副音声に
怯え生きるわたしたち
空は白んで輝くのに
夜をほしがる みんなあわれ

生きていくしかないのです
真夜中の信号機のように

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4 Comments

pannomimi4444pannomimi4444
2018/02/25
一つ一つの比喩に重みがあって、でもスッと頭に入ってきてとても綺麗な作品だと思いました
退会済み
2018/02/27
Delete
うわ〜いはなさんコメントありがとうございます(*´艸`) 重みがあって綺麗で、というのが理想形だったりするので、御言葉とっても嬉しいです
manbou0502manbou0502
2018/03/01
色褪せたがる、って表現がすごく好きです。

雪凪さんの詞には“らしさ”がありますよね。ラジオもミルクも信号機も、痒いとこに手が届くな〜って感じで、胸にストンと入ってきました。
退会済み
2018/03/03
Delete
マンボウさん!いつもコメントありがとうございます。らしさ、あるのでしょうか…!自分では中々気付かないので、そう言っていただけると凄く嬉しいですし、安心します(灬ºωº灬)
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