雑踏で誰かの声を
塞げない耳が捕まえた
まぁでも人生って殆ど、ぜんぶ、そう
曖昧で掴めない熱 ユラユラ
一度きりの人生が
疑り深い目で此方を伺う
君は赤剥けを恐れ
安らぎに縮こまってはいないだろうか?
僕等は誘蛾灯に群れる
何色にも例え難い生命だ
誰かと違う自分になりたいと
皆同じ枷を翅に打ち付けて
煌めきに集う蟲たちだ
街中で誰かの声が
自分の名を呼んだ気がして
まぁでも人生って殆ど、ぜんぶ、そう
偶然や迷い道で変わる ユラユラ
心にもないこと
自分さえも誤魔化せる嘘
得意満面に披露する痛みは
化膿し醜くなってはいないだろうか?
僕等は航海灯に頼る
意味など不確かな生命だ
誰かと違う自分が怖いのだと
皆同じ碇を足に帯びて
夜降ちを急く幾つもの舟
そう僕等は
僕等は100円ライターにも
インスタントカメラにもなれない
使い捨てから逃れた生命だ
燃え尽きるまで裸火の
焦熱を恐れず瞬きを繰り返す
僕等は翼の根を切られた
値上げも値下げもない人間だ
疼く火傷の痕を辿り今
張り裂ける気持ちを抱えて
堪らず一歩踏み出す
そうだ もう歩き出そう
爆ぜる音に目を覚ましたなら
数奇な運命に焦げつき煤けたこの手を
決して離さずに
雑踏で誰かの声を
塞げない耳が捕まえた
未来がひとつ転がる先
裸火を抱えたまだ見ぬ君へ
※裸火…はだかび。覆いのない剥き出しの火のこと
※夜降ち…よぐたち。夜更けのこと
塞げない耳が捕まえた
まぁでも人生って殆ど、ぜんぶ、そう
曖昧で掴めない熱 ユラユラ
一度きりの人生が
疑り深い目で此方を伺う
君は赤剥けを恐れ
安らぎに縮こまってはいないだろうか?
僕等は誘蛾灯に群れる
何色にも例え難い生命だ
誰かと違う自分になりたいと
皆同じ枷を翅に打ち付けて
煌めきに集う蟲たちだ
街中で誰かの声が
自分の名を呼んだ気がして
まぁでも人生って殆ど、ぜんぶ、そう
偶然や迷い道で変わる ユラユラ
心にもないこと
自分さえも誤魔化せる嘘
得意満面に披露する痛みは
化膿し醜くなってはいないだろうか?
僕等は航海灯に頼る
意味など不確かな生命だ
誰かと違う自分が怖いのだと
皆同じ碇を足に帯びて
夜降ちを急く幾つもの舟
そう僕等は
僕等は100円ライターにも
インスタントカメラにもなれない
使い捨てから逃れた生命だ
燃え尽きるまで裸火の
焦熱を恐れず瞬きを繰り返す
僕等は翼の根を切られた
値上げも値下げもない人間だ
疼く火傷の痕を辿り今
張り裂ける気持ちを抱えて
堪らず一歩踏み出す
そうだ もう歩き出そう
爆ぜる音に目を覚ましたなら
数奇な運命に焦げつき煤けたこの手を
決して離さずに
雑踏で誰かの声を
塞げない耳が捕まえた
未来がひとつ転がる先
裸火を抱えたまだ見ぬ君へ
※裸火…はだかび。覆いのない剥き出しの火のこと
※夜降ち…よぐたち。夜更けのこと
4 Comments
2018/01/15
2018/01/16
生命だ、が最後に、人間だ、に変わるのとかすごくいいですね!
こんなカッコイイ詞書きたいなぁ〜
2018/01/17
Delete
2018/01/17
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