海辺のちいさな花屋
春先の穏やかな朝
いつかみた夢のつづき
揺れる麻生地のカーテン
ぶつかり合う波と波を
いつまでも眺めていた
寄せては引いていく
まるで大切なものを隠す
あなたに似て
入口の錆びれた自転車
淡色のドライフラワー
崩れた花弁は物悲しげに
窓辺の本にそよぐ海風
次々とめくられたページが
居場所をもとめていた
ひらいては閉じていく
きっと交ざりあえないあなたとの
距離のようで
海辺のちいさな花屋
須らく西陽が沈んで
波音に耳寄せた
春先の穏やかな朝
いつかみた夢のつづき
揺れる麻生地のカーテン
ぶつかり合う波と波を
いつまでも眺めていた
寄せては引いていく
まるで大切なものを隠す
あなたに似て
入口の錆びれた自転車
淡色のドライフラワー
崩れた花弁は物悲しげに
窓辺の本にそよぐ海風
次々とめくられたページが
居場所をもとめていた
ひらいては閉じていく
きっと交ざりあえないあなたとの
距離のようで
海辺のちいさな花屋
須らく西陽が沈んで
波音に耳寄せた
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