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背を向けて消えていく君が、雪の中に呑み込まれるように。
「消えたいなんて言わないで」。そばで君はそっと言った。
君の声が交差する。思いなんて届きはしない。
なのになんで、なんで君を探してるんだろうか
雨に打たれ今この思いを、ここから解き放ちたい。
私の声は今枯れてゆくけどずっと、きみを呼んでる
私にだけ見せてた優しさは、誰かのためのものでしかなくて。
私だけの「特別」なんてない。君は誰にでも笑いかけた。
あの日くれた優しさは、何時の日にか憂いに変わって
哀れむように、嗤うように胸を締め付けた
絆さえも心が許さないから、そっと今糸解くよ。
君の名を枯れても叫び続けるから、ねぇそばに来て。
叶わないことも、許されないことも、わたしの心はわかってるの。
それでも今君に会いたくて、離れたくないよ。もう少しそばにいさせて
今君に言うよ好きだなんて、口が裂けても言えないままで。
壊れてもいいから、言わせてください。「大好き」
雨に打たれ今君の思いは、そっと雪のように溶けていく。
私の声が枯れて朽ちてもずっと、君を呼ぶから………
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