上を向いて歩くには
ちょっとせまい視野の中
こんなにも青い空があった
かかった前髪が邪魔してた
時の流れを感じながら
少しも変わらない思いの丈は
端から端まで測っても
君まで届かないこと
知ってるよ
後ろを振り返るには
さほど大したことないものが
いっぱい詰まったアルバムが
美化されて育ったこの熱が
今もこの胸を支配してる
死滅した細胞でさえ繰り返し
端から端まで遺伝していく
君という不思議が
巡るんだ
ねぇ 今さら
困った時にするしかめっ面
小走りで先を行く小さな背中
髪をかき分ける時の遠い目
何を考えてるんだろうなって
その先には今日に似た青い空
まだ見えていたあの頃の僕
上を向いて歩くには
君が必要だって言えたらよかった
笑った時にできるえくぼのあと
真面目な顔して ふざけた計画練って
わかりやすいくらいに透けた瞳の色
なんて言えばいいんだろうなって
今もこの胸を支配してる面影
日が落ちても消えることなく
後ろを振り返るには
君が手を引っ張ってくれなきゃ嫌だ
なんて 今さら
前を向いて生きるには
少し頼りないスニーカーの先
ほどけた靴紐が演じていた
なんかそれが僕に似ていた
時の流れは止まることなく
少しはすっきりした前髪もアルバムも
同じ方向を見てる気がする
君がいない
その先に向かって
10 Comments
2017/10/11
タイトルから内容まで、一気に読まされました。さすがですね。
2017/10/11
朝の客待ち中に
こんな沁みる作品をありがとうございます♪
君を失ったあとの喪失感から
最後少し立ち直りつつある主人公の心情の表現の仕方がたまらなく好きですね〜
ホントに毎度クオリティ高い
goodです!
2017/10/11
現実にもどってくる感じ、好きです。
2017/10/11
うらやましい!!
靴紐が演じていた、などの比喩も最高です!
そりゃあこんなの見せられたらGOOD病にもなりますわ笑
GOOD!
2017/10/12
コメントとgoodありがとうございます。
いやーありがたい病ですね笑
っていうのは冗談で!
いつも見に来ていただきありがとうございます!
2017/10/12
コメントとgoodありがとうございます。
悠月さんまで…笑
思いついて完成したらすぐに投稿しないと気が済まないので、連投になってしまい申し訳ない気分です…汗
やっぱり最後はどこかに救いを求める自分がいるので
上を向けなくても、前を向いて生きられればという感じになりました。
2017/10/12
コメントありがとうございます。
思い出でもなんでも、何かに浸ってる時間は
とても無意識で、無邪気で、素直な感じがして
そういった瞬間を歌詞にするのが好きなのかもしれません。
好んでいただき嬉しいです。ありがとうございます。
2017/10/12
コメントとgoodありがとうございます。
前作に続いて見ていただき嬉しいです!
ほどけた靴紐の感じが主人公と似てるなーって感じで笑
でもたぶん次の瞬間には結び直して前を向いているんだろうなと思います。
good病さまさまですね笑
ありがとうございます。
2017/10/15
まずタイトルがいいですね…
そこから自然と引き込まれるように詞の世界に入って行くことができました。
mizumizuさんのこの詞のような経験があったんですか?
2017/10/15
Sakさん
コメントありがとうございます。
タイトル褒めていただきありがとうございます!
妄想です笑
たいがい同じようなヒロインを思い描くので、もしかしたらこういう人がタイプなのかもしれないですね。