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去年浮かんだ言葉。
HACHINANA87 投稿 - 2017/08/27 更新 - 2017/08/27 0 Comments 225 Views
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雨の日

雨音が踊る

君は初めて読むかのように

いつもの本を読んでいる

静かな部屋で

その眼差しは真剣なのにどこか希望を隠し持っていて。



雲広がる日

風が走る

カーテンの揺れる教室で

不安げに見上げる空は

手に届きそうなほど低くかった



雪降る日

白が蔓延る

街も空もそして君の息も白色に染まっていく

そんな白色の世界に君は僕の心を赤色に染めたんだ。


そして晴れの日
太陽が笑う
白い手をゆっくり伸ばし
花に微笑む君
その表情はいつもと変わらないのに
花びらはひらひらと落ちていった
君の代わりに


その瞳にある想いに僕は気付けたのだろうか

君の好きな花をつみあげ君のように微笑んでみたんだ。だけど僕はまだ強くないみたいだ。
僕の目から落ちる思いと一緒に花びらが落ちた。
凛々…と風が吹き、僕の手の中の花が揺れた
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