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最善なんて、嘘ばっか吐いた僕の歌だ。
mashiro0929 投稿 - 2017/07/05 更新 - 2017/07/07 2 Comments 401 Views
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A
風が止んだ
雲の切れ間で僕は
懐かしい街を見下ろしている
聞こえたのは
誰かが吐いた息だ
君が生きている音だ

B
例えばこれで 世界が幸せなら
例えばそれで 誰かが笑うのなら
君が笑うなら

サビ
最善策を書き綴った僕の歌は
何も為すことできずに きっと
最低だったいつかの僕が夜の先へ
藍に染まった

A
風が吹いた
星の瞬く下で
懐かしい声を思い出してた
夢見たのは
誰かを救うヒーロー
君を救うヒーローだ

B
例えばこれが 誰かを救えるなら
例えばこれで 君を救えたのなら
それならいいのに

サビ
最高速の愛の歌が空に登る
何も残さないままで きっと
最良だってそんな言い訳を呟いた
哀に染まった

C
なんか、ほら、だって、ねぇ。
呟いたはずの言葉は音にならない
もう遅いんだ もう届かないんだ
あの日願ったヒーローは

サビ
最善策だって誤魔化した僕の歌が
少しでも届いたなら きっと
最高だって笑って言える日がくるから
愛に染まって



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2 Comments

退会済み
2017/07/06
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やっぱり綺麗にまとめますね(笑)
ヒーローになれなかった(のかな?)主人公の
情景や心境が間接的描写によって上手く繰り出せていると思います。
特に三つの「アイに染まった」の部分は言葉選びが上手いなと感じました(^^)
読む人によって解釈が分かれそうな歌詞で、
そこもまた面白いと感じました♪
mashiro0929mashiro0929
2017/07/07
Baronさん
またもコメントありがとうございます!!
はっきりと描写するのではなく、あえて濁した表現や、遠回しに描写したりするのが好きなので、色々解釈してくださると嬉しいです!
Baronさんが仰る通り、作中にも何度か出てる「ヒーロー」になりたかった「僕」の歌なのですが、何故なれなかったのかなど想像していただけると楽しいです。私が(笑)
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