優しさの全てなど話す人じゃないのに
言葉が止まらなくなってしまう。
雨の事なんか忘れ
時間も気にせずに、ずっと。
形ないものの輪郭を撫でる真似をして
喉から溢れて出て行ってしまう。
人の事なんか忘れ
君の為なんだと、ずっと。
このまま夜の公園が
舞台装置な雰囲気を残し続ける限り。
このまま夜の公園が
誰にも会わない場所であり続ける限り。
愛とはなんだと話は飛躍していって
君の黒目に映る自分と目が合う。
周囲の音が消えて
自分の言葉じゃないみたいに。
このまま夜の公園が
皮肉を発さず黙り続けてくれる限り。
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2017/06/10