きみへの想いを手紙にしたためて
送ろうとしたんだけど どうやら
文字にしたら一枚じゃ足りなくて
あまり長すぎるのもどうかな
なんて考えていた昼下がり
きみへの想いを手紙にしたためて
送ろうとしたんだけど まさかね
ポストに入らない そもそも抱えきれない
こぼれ落ちた便箋の数々が
風に流されて あぁ 何やってんだ
きみはこんなに近くにいるのに
どうして簡単なことが言えない
遠回りして書き溜めた手紙の
一行にも満たない言葉なのに
きみへの想いは確かめるまでもなく
デカくて分厚いものだと思ってた
でもさ そもそも それはぼくの中に
収まってしまうほどのものなんだ
なんて標準体重な気持ち
きみがこんなに愛しいはずなのに
ドキドキやバクバクはきみに聞こえない
近道して 言ってしまえばいいのに
ただの一行が狭い通路に引っかかる
あぁ なんだかな
あぁ なんだかな
書いては消してを繰り返したら
くしゃくしゃになった
だからもうやめた
したためた手紙はゴミ箱へと
あれ なんだかな
ほら そういえばさ
たまった紙屑は山のようになってる
あぁ なんだかな
でも やっぱりさ
これぐらいにはなるんだよな
きみはこんなこと気付きもしない
ぼくの昼下がりはこんな感じ
遠回りしてやっと気付けた気持ち
近道して 今すぐ伝えに行くからさ
5 Comments
2017/02/14
詩人の叫びにも似た感情を覚えました
大切な人に伝えたい気持ちを
書いては消して書いて消して
何となくですが想像出来ました。
2017/02/15
コメントありがとうございます。
誰かへの想いや気持ちって、形や量にして表せるんじゃないかなって考えたのがはじまりで。
好きな人に対して、書いたり消したりした手紙の量が愛を物語ってますし、結局言ってしまえば一言で済んじゃうような言葉ですが、そうやって悩んだ時間や量の分その一言が生きるんじゃないかなと思います、自分的にも、相手から見ても。
上手く言えてませんが、そんな感じです笑
2017/02/16
形に出来ない大きさを表そうというわけですね。
とても意欲的な挑戦で、成功していると思います。
ただ、個人的には、タイトルの一番目の文字に屑という漢字が来ているのが、
すこし気になりました。いい作品なので余計に。
2017/02/16
コメントありがとうございます。
最近は歌詞のテーマを考えながら作ってるので、意識的に挑戦しようとしてるかもです。。
そうですね、タイトル悩みました。
屑っていうとどうしても雑多な、ゴミのようなものというイメージになっちゃうかなと思ったのですが、実際そのゴミ箱にたまってる紙屑を見た主人公の絵が浮かんでいたので、これはこれでいいかなと思っちゃいました笑
タイトルは苦手です。。
2017/02/17
goodありがとうございます。
嬉しいです!