ただ 流れゆく時間を 見守ることしか出来なくて
あの子達は育っていくけど
私の時は進まない
人は私の事を 白い紙に描き
私の姿を描くのです
明るい刻は子供達の楽しい声が
暗い刻は月の光が 私を癒すのです
明るくむなしい時や 暗くさびしい時は
旅立っていく子供達を 思い出す
あの子はあんなにも荒んだ心で私を描き
あの子は満面の笑みで私をみつめてた
私を視るあの子達の瞳
人それぞれの 想いを抱き
私というモノをみつめてくれた
さらば 愛しき 子供達
私をみつめたその瞳で
世界の広さを見渡して
大空の向こうまで 飛び立ってください
時は進んでいくのに あの子の時は進んでない
あの子は私に毎日
話しかけてくる
私は口がないけれど 話したい事はあります
あの子の背中を押したいだけなのです
明るい刻はあの子の話をきいて
暗い刻はあの子の悩みを 悩むのです
明るく悲しい時や 暗く泣きたい時は
旅立っていくあの子の 晴れ姿を思い出す
あの子はあんなにも悲しい目でみてたのに
あの子はこんなにも立派になりました
私が視る子供達の瞳
人それぞれの 希望を抱き
誇らしげに「さよなら」告げる
さらば 飛び立て 愛しき子供達
私をみつめたその瞳で
大事な人を優しく包み込んで
幸せつかむまで 走り続けてください
走り続けてください
走り続けて…ください
あの子達は育っていくけど
私の時は進まない
人は私の事を 白い紙に描き
私の姿を描くのです
明るい刻は子供達の楽しい声が
暗い刻は月の光が 私を癒すのです
明るくむなしい時や 暗くさびしい時は
旅立っていく子供達を 思い出す
あの子はあんなにも荒んだ心で私を描き
あの子は満面の笑みで私をみつめてた
私を視るあの子達の瞳
人それぞれの 想いを抱き
私というモノをみつめてくれた
さらば 愛しき 子供達
私をみつめたその瞳で
世界の広さを見渡して
大空の向こうまで 飛び立ってください
時は進んでいくのに あの子の時は進んでない
あの子は私に毎日
話しかけてくる
私は口がないけれど 話したい事はあります
あの子の背中を押したいだけなのです
明るい刻はあの子の話をきいて
暗い刻はあの子の悩みを 悩むのです
明るく悲しい時や 暗く泣きたい時は
旅立っていくあの子の 晴れ姿を思い出す
あの子はあんなにも悲しい目でみてたのに
あの子はこんなにも立派になりました
私が視る子供達の瞳
人それぞれの 希望を抱き
誇らしげに「さよなら」告げる
さらば 飛び立て 愛しき子供達
私をみつめたその瞳で
大事な人を優しく包み込んで
幸せつかむまで 走り続けてください
走り続けてください
走り続けて…ください
11 Comments
2015/10/12
美術室のオブジェが卒業生に恋をしていても面白くなりそう!
なんか色々思い浮かんできた!
わたしも歌書きたくなりました、ありがとうございます(^-^)/
2015/10/12
が、そこで、作詞者コメントの「できれば深読みというか」の文言に気付きました。深読み?このあからさまに自明な擬人法モチーフの作品に?。
そこで理解しました。これ、「美術室のオブジェ」と生徒に陰で揶揄されてる、ピカソ的にアバンギャルドなルックスの、オールドミス女性美術教師が語り手なんですね。そう言えば、うちの高校の美術の先生も、まさにそんな感じでした。
田中真希先生、今ごろ、どうしてんのかなぁ。
という観点から、良い作品だと思いました。
2015/10/12
自分もいろいろ内容を脳内で派生させながらかきました笑
まなもさんの作品はよく読んでるので、
自分の作品でそう思っていただけて嬉しいです!
ありがとうございました~
2015/10/12
コメントと評価ありがとうございます。
……………………はい。実は大真面目に書きながらネタに走ってます。
この作品は「美術室のオブジェ」なんですが。
メタスキーマさんがいうほどじゃないですが、
無口で普段余りしゃべらない冷めてる先生というのが影のテーマです。
一番の 人は私のことを 白い紙に描き のくだりは皮肉です。
よく授業中などでふざけて先生の姿を落書きするみたいな。
二番の 私は口がないけれど のくだりなどは
私は口(数)が(すく)ないけれど。
言ってあげたいことはあるんです。
そういうなにも普段していないような先生でも
思ってる事はあるし、子供が好きで先生になった等の含みを入れてます。
そういう意味ではオブジェのようななにも動かないし喋らない、
つまり、自分から動こうとしないし話しかけない冷めてる先生という皮肉です。
本当に冷めてるだけかもしれませんが
そういう先生でも…こんな風に思ってるんじゃないか?とかを想像してかきました。ほぼ妄想ですけど。。。
注釈なしではわからないと思ったんですが…
正直、分かるわけがないと思い深読みしてほしい等とかきました。
ありがとうございました!
2015/10/12
あくまで「美術室のオブジェ」としてもみていただきたいです。
これは…両方をテーマとしてかいた作品なので。
いつもは分かりやすい作品ばかり書いてるので、
こんなものも一度つくってみたいと思いつくりました。
お二方ともコメントありがとうございましたー!
2015/10/17
今までほとんど意識したことなかったんですが、こんな風にオブジェは思っているのかな。と思いを巡らせながら読ませていただきました。
着眼点がすごいなって思いました。
2015/10/19
擬人法みたいに、自分が+++だったら…とかよく考えます。
毎度、毎度、変な題材じゃないかなとか、不安だったりして(汗
ありがとうございました!
2015/10/22
なんとなく、というか読んでると
確信を持てる構成だな、と思いながら
それが逆になんか考えさせられる所があり
いいな、と思いました♪
2015/10/23
結局ニュアンスでしか掴めないのぜ笑
ぜひ、ここの含みをお聞きしたい!
そして言葉遣いがすげー学校っぽさあるなぁと
意識されたのか、私の妄想なのかわかりませんが
たぶん詞でありつつも、ですます調を保ってるところで、そう感じるんだろうなと
最後の「…」はしょっぱい含みを想像しちゃいますね
目の付け所についてすごいのは、だぶっちゃうんで割愛します笑
人のコメント眺めといてあれですが、変な題材でいいんですよ
別にここで売れ線を気取る必要はないと思いますから
2015/10/24
コメントありがとうございます!
この作品は色々考えながら作ったモノなので
そのようにいっていただけると嬉しいです。
ありがとうございました。
2015/10/24
………時と刻の違いは殆ど含んでるモノはないのです。
時はそのときの気持ちや その場その場の状態を表してます。
刻は時間などで、「明るい刻」は朝から昼。みたいな感じです。
ですので…含みというよりは無意識で行ったに近いのであんまり考えていませんでした。
ですます調で固定したのは結構意識しながらかきました。
ただ、この作品はタイトルがないと何の作品かわからないので
できるだけ「らしさ」を出そうとしました。
最後の「…」は色々込もっています。
文面でみたら一文字、歌えば一、二拍分。
それでも入れたのはやっぱり大事だと思ったからです。
「私」が子供達に出来る事は殆ど無かったけど
見守ってた子供達の成長や変わらない自分に複雑な思いなどの葛藤が含まれています。
色々読み込んでいただいてありがとうございました!