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俺が小学生のときに亡くなってしまった一番好きだったあの人を思い浮かべて、歌詞を書いてみました。
fukatake0218 投稿 - 2015/08/01 更新 - 2015/08/01 1 Comments 441 Views
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幼きあの日、僕はまだ何も知らなかった。
命に終わりがあることも、
後悔のない道などないことも。

ちっぽけで無垢な僕は、
日がまた昇り、小鳥が囀り、目を開けば、
何事もなかったように、あなたが笑顔を向けてくれるのだと思っていたんだ。

いつまでも 僕の隣で
いつまでも あなたは僕に
いつまでも… いつまでも…



僕はその日から毎日、ある夢を見たんだ。
薄暗く長いトンネルのようなところで、
白い服の人が黒い顔をして僕に語りかける
「あの人を蘇らせてあげるよ」…と。

そんな僕の願望は、
ただの夢物語でしかなく、あなたは茶色い鎖に閉じこめられたままだった。

どうして? 僕の隣に
どうして? あなたはいないの?
どうして? どうして?



いくら僕が願おうと、
いくら涙を流そうと、
世界はあなたの生を否定するんだ。

僕の心は無惨に抉れて、
まるでそれは真っ暗なトンネルのようだった。
何を詰めても埋まらなかったその穴を
「時間」が少しずつ埋めていく。

「それ」は、悲しみを和らげてくれた。
「それ」は、心の穴を埋めてくれた。
でも、
「それ」は、大切な記憶まで薄めてしまうんだ。

幼い僕でも理解できた、それは悲しいことなんだと。だから、何度も誓ったんだ。
「絶対にあなたのことは忘れない」…と。

いつまでも 僕はあなたを
いつまでも 絶対に忘れないよ
いつまでも… いつまでも…



あれからどれだけ経っただろうな。
でも僕は今も忘れないよ、あなたという人がいたことを。
 
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1 Comments

fukatake0218fukatake0218
2015/08/01
投稿主です。
投稿した後内容を見返してみて、
「天国への手紙」ってタイトルにしたのに、結局手紙感を全無視して歌詞感が全開になってしまったな…とちょっと後悔してます。
あとは、言い回しが少し分かりづらかったかな…って思います。「白い服の人が黒い顔をして」のところなど意味を理解してもらえたでしょうか…?ちなみに「暗いトンネル=喪失感であいた穴」です。

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