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takashi 投稿 - 2015/02/02 更新 - 2015/02/02 0 Comments 529 Views
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ガラクタに塗れて 何を思っているんだろう
そんなことも分からないくらい 忙しい毎日で

誰かの声に紛れて 必死に叫んでいるのだろう
気付かれないことが前提の SOSの中で

胸に空いた穴を埋めるように 自分に悟られないように
無理やり回したゼンマイは 今日も悲鳴をあげている

どんなふうに笑っていたっけ?
こんなふうに苦しかったっけ?
初めて背中に触れた手の温かさ
それだけは忘れずにいるのに

ガラクタのベッドで 眠ることもできないから
夢に溺れることもなく ただ歩いているよ

分厚い壁にぶつかって 止まることもできないから
終わりが来る時まで ただ歩いてみるよ

痩せた心に餌をあげるように 途中で倒れないように
無理やり回したゼンマイは 今日も悲鳴をあげている

どんなことを話していたっけ?
どこまでが自分だったっけ?
あなたに名前をつけてもらった
それだけが今日もここにあるよ


どんな今を想像したっけ?
こんなふうで良かったっけ?
初めて背中に触れた手の温かさ
それだけは忘れずにいるのに

あなたがあの日 回したゼンマイが
それだけが僕を生かしているよ
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