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こめよろ!
syouta_3j 投稿 - 2014/12/03 更新 - 2014/12/03 0 Comments 396 Views
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目の前に写る景色が
明日あさってで消える気がして
急いで走ってそれら全てを
この身体に瞳に焼き付けた

いつも以上に陽気な人が
僕の前を通り過ぎた
何となくその人を
嫌いになった僕がいた
足がないことに嫌気がさした
少年は涙を流した
丁度その時、
どこかの誰かが
自分の身体を投げ捨てた

天に向かって顔向けて
声を荒げて叫ぶんだ
”こんな人生もうまっぴらだ”
怒りや悲しみや憎しみ
ごちゃ混ぜになったその心は
もはや何を考えてるのかも
わからない

少年はその人を見て
優しく微笑んだ
”叫ぶ勇気があるだけいいや
僕には死ぬ力さえないんだ”
その誰かはふと横を見た
その少年は優しく微笑んだ

なぜ?なぜ?そんなに笑えるの
そんな身体で死にたくないの?
少年は大声で笑う
”君は本当に馬鹿だね”

死んだら心がなくなるよ
何も考えることなどなんてない
怒りや憎しみも愛も悲しみも
誰かを愛して出た”それ”も
生きてたら生まれるよ
自ずと向こうから来るよ
希望、未来、愛情友情
君の周りに現れる

未来がある君が
死ぬ勇気があるなら
未来なんてない僕に
死ぬ勇気を分けてくれ

少年は微笑みながら泣く
その誰かは泣きながら微笑んだ
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