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真夏に終わりゆく儚い恋
LEONHARDT 投稿 - 2014/07/30 更新 - 2014/07/31 0 Comments 561 Views
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Jun_mimi51BLUELIGHT
浴衣を着た恋人たちとすれ違う度に目を背けていた
なぜ自分だけ独りなのか?
胸が張り裂けそうで…

優しくそよぐ風が恨めしく
素直になれずにいた

溢れ出す涙がこぼれて
渇いた大地を潤すのなら
このままでいさせてほしい
今日だけはこのままでいさせて


記憶が薄れてく
本当に好きだったのかわからないよ
賑やかな祭りの音も
人並みに掻き消されて

哀しみの底に佇んでた
星の灯りさえ滲んで見えない

屋台の赤い提灯や
元気に泳ぐ光に照らされた金魚たち
遠くの方で少しだけ聞こえる
花火の打ち上がる瞬間

独り歩く祭りの跡で
幸せそうに肩寄せ合う恋人たち
儚く燃えてすぐ散っていく
線香花火のような恋でした

何度となく傍にいるような
視線に映る影を追いかけていた
今は誰かの隣りで笑いながら
過ごしているのかな…

真夏の儚い恋でした
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