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はじめましてがすごい重い歌です。
kanai 投稿 - 2014/06/28 更新 - 2014/06/28 0 Comments 398 Views
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遠く霞む地平線にこびりついた
茜色の沈殿が陽炎に溶け出して
黄昏を決め込んだ街並みに鮮やかな影をつける
感傷的な世界に置いてけぼりの僕にでさえ
斜陽は鈍色の影法師を作る

僕が愛した君
もうここにはいない君は
太陽みたいだったと
また切に思う

遠く沈む脳の奥にしがみついた
茜色の想い出が陽炎に溶け出して
忘却を決め込んだモノクロに鮮やかな色を落とす
三年前の世界に置いてけぼりの僕の方へ
斜陽はひたすらに長い影を作る

僕が愛した君が
もうここにはいないのなら
消えてしまいたいと
また切に願う

君が太陽だとしたらこんな思い
見せられる訳もないから
君から絶対に見えない影法師に
託して僕は笑うんだよ

遠く滲む地平線にこびりついた
茜色の沈殿はぼんやりとほころんで
感情が染み込んだ風景がゆっくりと色を失くす
ひどく冷たい闇夜が蝕んでいく痛みさえも
斜陽は受け入れてこの世界を包む

僕が愛した君
ひどくそっと消えた君は
太陽みたいだったと
また切に思う

君が太陽だとしたら最期にした
約束を守りたいから
痛みを詰め込んだこの詩を影法師に
託して僕は笑うんだよ
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