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自殺をテーマに書かせて頂きました。読んでいただければ幸いです
furuka 投稿 - 2014/04/26 更新 - 2014/04/26 0 Comments 733 Views
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夜の底に、淡い光が差し込んで
貴方は言う、悲しげに笑って
声もなく、心もなく
理由もなく、ただ音を立てる

月が溶けて、
言葉が地面に染みて消える
口ごもった貴方の唇が、
開くように私は願う

煙が、両手をすり抜けていく
「オトナになれない、なぁ。」と貴方は呟いた。


響いた想いは、風に溶けた。
憂いも痛みも理由でさえも
洗い流す、灰色の空へ。
そうして残るのはきっと恋だ。

二人の影が溶けて夜に落ちていく。
「これで、おわり。それだけの話。」
歌うように笑う、悲しい恋の歌を。

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