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まだ新築だったあの家のベランダから
綺麗な夕日を見ながらワインを妻と飲む
そんな小さな夢が 目の前で途絶えた
7月には毎年祭りがあって賑わっていた
この街に人影が消えてからもう3年目
変わっているところと
何も変わっていない景色があった
自分だけじゃないと
自分だけが悲しいんじゃないんだと
ずっと胸に言い聞かせてきた
でも、我慢出来なかった
雨は降っていないのに、頬が濡れた
見慣れない土地で暮らし始めた家族
子供達も新しい友達も出来たみたいだ
また再び暮らしているけど
きっとあの日で時計の針が止まったまま
思い知らされた
自然には人間は勝てないんだと
夢を置き去りにここで暮らしていても
もう、本気で笑えない
寒いわけではないのに、震えていた
もし出来ることならばまたあの場所で
この家族で暮らしていきたいのが本音
私は再び夢を持ったのさ
それがいつになるかは分からないけど
きっと きっと…
2 Comments
2014/03/27
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やり切れないですねぇ。如何に自分が甘いところで暮らしてるのかと思い知らされました。
復興支援したいですね。でも僕は自分のことで命からがら暮らしてるんで。
いつかボランティアなどに行けたらなと少し綺麗事を言っておきます。
本当に行きたいですけどね。自己負担だから。そんな余裕はないんで。
小さいお子さんを持つ親父さんの気持ち上手く代弁できてると思います。
2014/04/01