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透き通った紅(あか)に
白はもう まばらで
時折かすめて追い越す風に
懐かしい 匂いを見つけた
じわじわ広がるあの感覚
お腹のしたがきゅんとなる
あの感覚…
なんだか無性に会いたくなって
星空の下 一人走った
あの日 あの時 言えず 埋もれた
可哀想な 私のマウム
失うことを怖がって
愛することを諦めたあの刻
2人を別(わ)けたあの言葉
飲み込み斬れば 未来は変わった?
あの日の続きがここにはあった?
何だか独りになりたくなって
月の光を布で覆った
あの日 あの時 言えず 埋もれた
行くあてもない2人のマウム
後悔だけはしたくないと
光の漏れた布を裂く
眩しい夜 細めた目
もう一度だけやり直せたら…
なんだか無性に恋しくなって
抱いた枕を独り濡らした
なんだか無性に会いたくなって
星空の下1人走った
あの日あの時 言えず 埋もれた
可哀想な マウム
行くあてのない2人のマウム
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