「ただいま」
玄関のドアを開けると大好きなハンバーグの匂い
急いで手を洗ってリビングに駆け込んでる。
小さな身体が大きな椅子とテーブル。
そして、おおきな家族に包まれている夢をみた。
「ただいま」
習慣づいたその言葉が誰もいない部屋に呼びかけてる
呆れたような顔で「何言ってんだ」って。
外に出れば寒い季節の冬でした。
なんだろ。この冷たさ。どっかで…。 自分の家の冷たさ。
30代。社会人。
子供も嫁もましてや、彼女でさえいない。
「好きな人は?」って聞かれると、困るくらい一人ぼっちの冬
ニートに間違われてもおかしくなんてない、無愛想な顔
そこにはたくさんの『思い出』や、たくさんの『憎しみ』が詰まった
…とても丸い丸い地球の、どこで暮らしているんだか
よくこの場に立っていられるな。
ふと冷たく感じる 高い高いとこからゆってくる雪の
地面に落ちて溶けてぐしゃぐしゃと踏み潰されていく瞬間。
そんなものが、誰かににて笑えるんだ。
10代。学生
夢や希望で溢れてた。彼女が可愛かったな。
「好きな人は?」 『彼女』です、ほかで言うならアニメのキャラかな。
大人に間違われてもおかしくなんてない、しゃんとした顔
そこにはたくさんの『これから』や、たくさんの『最高』が詰まった
…とても丸い丸い地球の、どこで暮らしているんだか
よくこの場に立っていられるな。
ふと冷たく感じる 薄く光るような『彼女』涙の
地面に落ちて溶けてぐしゃぐしゃになっていく瞬間。
そんなものが『これから』思えてきたんだ。
80代。おじいさん。
ここまでなにしてきたんだろ。
「今になってやっとわかった。」なんて言葉はもう通じない。
「ただいま」
玄関のドアを開けると、大好きなハンバーグの匂い
急いで手を洗ってリビングに駆け込んでる
大好きな妻と子供たちのいる椅子とテーブル
おおきな笑い声が響くその食卓。
ちょっとした主役を演じさせていただきました。
…なんてありもしない夢を見ながら目を閉じた最後の時でした。
玄関のドアを開けると大好きなハンバーグの匂い
急いで手を洗ってリビングに駆け込んでる。
小さな身体が大きな椅子とテーブル。
そして、おおきな家族に包まれている夢をみた。
「ただいま」
習慣づいたその言葉が誰もいない部屋に呼びかけてる
呆れたような顔で「何言ってんだ」って。
外に出れば寒い季節の冬でした。
なんだろ。この冷たさ。どっかで…。 自分の家の冷たさ。
30代。社会人。
子供も嫁もましてや、彼女でさえいない。
「好きな人は?」って聞かれると、困るくらい一人ぼっちの冬
ニートに間違われてもおかしくなんてない、無愛想な顔
そこにはたくさんの『思い出』や、たくさんの『憎しみ』が詰まった
…とても丸い丸い地球の、どこで暮らしているんだか
よくこの場に立っていられるな。
ふと冷たく感じる 高い高いとこからゆってくる雪の
地面に落ちて溶けてぐしゃぐしゃと踏み潰されていく瞬間。
そんなものが、誰かににて笑えるんだ。
10代。学生
夢や希望で溢れてた。彼女が可愛かったな。
「好きな人は?」 『彼女』です、ほかで言うならアニメのキャラかな。
大人に間違われてもおかしくなんてない、しゃんとした顔
そこにはたくさんの『これから』や、たくさんの『最高』が詰まった
…とても丸い丸い地球の、どこで暮らしているんだか
よくこの場に立っていられるな。
ふと冷たく感じる 薄く光るような『彼女』涙の
地面に落ちて溶けてぐしゃぐしゃになっていく瞬間。
そんなものが『これから』思えてきたんだ。
80代。おじいさん。
ここまでなにしてきたんだろ。
「今になってやっとわかった。」なんて言葉はもう通じない。
「ただいま」
玄関のドアを開けると、大好きなハンバーグの匂い
急いで手を洗ってリビングに駆け込んでる
大好きな妻と子供たちのいる椅子とテーブル
おおきな笑い声が響くその食卓。
ちょっとした主役を演じさせていただきました。
…なんてありもしない夢を見ながら目を閉じた最後の時でした。
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