白い息 空に浮かべた
通りすぎたバスの中 曇った窓ガラス
指で描いた たくさんの地図
両手でなぞって また元通りだって
心配ないよ
朝焼けの通学路 弾んでるランドセル
不安そうな顔 眠った街灯
バイバイと手を振って
ぐるぐると廻っている ざわざわを抑えてよ
僕達は忘れても 置いてはいけなくて
きらきらと輝いた 瞬間を見逃さないように
神様がまた心の中を揺らさないうちに 笑うんだ
白い雪 空に散らせて
乗り込んだバスの中 ちかちか光る街
指で描いた たくさんの地図
変わっていたって それでもいいって
心配ないよ 強がりじゃないよ
夕暮れの帰り道 騒ぎ出す夜の音
俯いた影法師 残った足跡
バイバイと手を振って
ぐるぐると廻っている ざわざわを抑えてよ
瞬間は紛れても 置いてはいけなくて
ぱらぱらと降り積もる 真っ白に包まれないように
神様がまた心の中を揺らさないうちに 笑うんだ
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