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ずっと ずっと 昔の話です。
一人の少年という僕が、
長い 長い 旅のなかで。
誰も 知らない 僕だけの秘密を
『此処』で探していました。
物心付いた頃には呆れてる 道化師のような悪魔な笑顔でした。
二つの手だけじゃたりません。
そういやぁ、どっかに手がたくさんついてる金色の何かを見ました。
何も知らない人間の何も知ることのない終幕です。
そんな終幕を飾るのは、あいつらだけで十分です。
――道化師が僕と手を組んだ。
world 本当に回っていますか?
world そんな丸いものにしばられますか?
world ただ回ってるだけの大きな物ですか?
world 今更かっこつけても もう遅いな。
物心付いた頃には呆れてる ピエロのような悪魔な化粧でした。
二人の手だけでたりますよ。
そういやぁ、どっかに手が一つもない同色の何かを見た気がしました。
寄って集って、一人じゃ何もできない強気な人間です。
そんな人間がここにいたって、十分すぎると思います。
――ピエロが僕を呼んだんだ。
world なんにもできない日本人ですか?
world 意味無しに出すその回答ですか?
world 約束は守るというものなんですか?
world ぃや、壊るもんだとこのぼくが教えてくれました。
誰も知らない自分だけの秘密を持った人間は。
いきなりのことで胸張り出しました。
『命令だ』とか言っちゃって。
自分は周りと違う。
そう思い始めました。
その人間が僕であるなら、笑顔を絶やさない道化師も僕なので。
辞めるなら今のうちですよ。
…ってさ。
world そろそろ疲れてきたんです。
world 君も回ってばっかで疲れたでしょ?
world 一眠りして起きるのはいつですか。
world 道化師もピエロも僕たちでした。
…―― わ ぁ る ど 。
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