作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

灰の雨に打たれ汚れた肌に
這わせたのは約束
麗しのハイカラ 艶めく黒髪に桜吹雪絡む

ただ微笑み合える日常だけが
唯一の幸せでした
もう離れないから 小さく結んだ小指同士

時代の荒波は それすら巻き込む
國よりも 何よりも 貴女の生きる場所を護ろう


数多の叫びは空濡らし
嗚咽は止む事無く響く
失い続ける事が
闘う意味となるのか？
生きる為に息を摘んで
生きる為に息を殺す
全ては 全ては ただ一つの愛


血と涙を拭い走り出す
歯車は噛み合わぬ
懐かしの故郷は 今も変わらないだろうか

甘えは捨て去れど消えないのは
あの桜と貴女で
この空の彼方から 願うのは罪でしょうか？

鴇色の唇で 誓った再会を
熱だけが 愛だけが 揺るがぬ力になっていた

風となり散った星達も
何かを護る為に飛んだよ
繰り返す自問自答は
意識すらも薄めていった
帰る為に踏み出して
帰る為に歩み出した
全ては 全ては まだ叶わぬ闇


突き刺さる痛みは続く
煙る視界は死を紡ぎ
侵されていく感覚は
夢さえも食い潰してく
望んでも届かないなど
考えたくもないから
焼け焦げたこの地獄を
生き抜こう

温い雨に打たれ疼く真っ赤な空の下
途切れた思い出は紅蓮に屠られる

淡い景色の中微笑む貴女と共に
舞い散る桜へとゆっくり溶けて逝こう

共に

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