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最近、急激に寒くなって来ましたね。
退会済み 投稿 - 2013/10/20 更新 - 2013/10/23 2 Comments 394 Views
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あの街にまた向かう 1年ぶりにやって来たよ
人々は僕を見て 顔をしかめ戸を閉めた
毎年で慣れっこだけれども
一人もいい顔を見せやしないのは
何だか迷惑なセールスマンのようで 哀しい

秋が過ぎ 僕たちが
力ない葉をさらって行く
踏まれたり 害虫に
身を裂かれるくらいなら 南国で散ろう
きたかぜはいつも通り聞かない振りして
最期を見届けた


次の街に着いても 人々の様子は変わらない
何重にも着込む様は 僕をはねのけるよう
毎年で慣れっこだけれども
暗く凍った顔つきを見せるのは
僕が名ばかりの独裁大統領のようで 憂いよ

路地裏で 散る恋が
僕はさらうように吹き抜いた
少年は 少女に
何も言わずに立ち尽くしてた
行く先のどこもかしこ 何故僕が似合う
シナリオがあるんだ

きたかぜは振り向いて
来た道 来た街を見た
冬が終わり 生き物皆
喜ぶのを見届けた後
きたかぜは見てない振りして
南のある海で静かに消えた
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2 Comments

yaki_9yaki_9
2013/10/22
こんにちは、ヤキです。

なるほど、きたかぜ目線での作品なんですねー。
あまりない目線なので新鮮に感じられます。
切ないきたかぜの終わりも、他の生き物にとっては
喜びなんですねー。ちょっと複雑な気分です。
退会済み
2013/10/23
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ヤキさん、コメントありがとうございます。

はい、あまり好かれることはないであろうきたかぜ目線で書きました。
自分がいなくなることを喜ぶものが多くなるというかなしさも同時に伝えたかったです。まあ、ここではきたかぜを出してますが、きたかぜだけじゃありませんよね。
世の中、存在意義がないものは存在しないということを伝えたかったです。
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