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嘘と分かっていても離れられない
thanatos_11 投稿 - 2013/10/20 更新 - 2013/10/20 0 Comments 597 Views
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廃れきった仲にも 雑草まがいの壁
増えていく不安の数 募るたびにため息
貴方は今何処にいるの? 届かないのにね
届かないからこそ 余計に大声になる

気だるそうな仕草 茶飯事になってるし
知らない香水の香り ヴァージニアの煙
今まで何していたの? 迫る度に貴方は
上唇舐めて戯言 それは嘘の証拠


ごめんねって一言だけでも
貴方を許せてたのに
無駄な言い訳重ねて 軋んでく私の良心
どうせなら 言って欲しいの
離別を裏付ける言葉 一つ
それも言わない貴方は もはや末期なのでしょう


長い時間貴方と 共に過ごしてたのに
自称接待の理由 別の花で埋まった履歴
どうせまたあの花園でしょ? 見当はもう付いてる
どうでもいいと思うのに まだ忘れられないの

三日目の晩には ドンペリーニョの染み
倒れこんでる貴方の 襟首にはベタな口紅
今まで何していたの? その都度同じ嘘
だからわかりきってるよ でも捨てられないの


さよならって一言言えたら
どんなに楽なのでしょう
夜が更けるまで遊んでる 性も無い愛しい人
それでも例え こんな人でも
私を虜の森に誘った男なの
見捨てられない私は 
最早ダメ女なのでしょう




思い切って言ってみたの 「ごめん もう耐えられない」
涙流してす私を 貴方はどう思うの?
突き放してくれること 承知してはいたけど

痛いくらいに抱き締めはじめた 嘘が下手すぎる貴方
どうせもう一度私を 困らせたいのだろうけど



バイバイってたった四文字
簡単に言えるけれど
離れ離れになれば もう二人赤の他人
流してた涙が 嘘でもいい
こんな人でも最愛の 男
素人詐欺師な人を 愛せるのは私だけだから

素人詐欺師を支えられるのは
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