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蝉の声ももうじき聞けなくなりますね。
退会済み 投稿 - 2013/08/18 更新 - 2013/08/26 4 Comments 586 Views
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27j006kazumi_yuu
けたましく朝を起こすのは
余命一週の茶色羽
耳を両手で塞いでも
指の間を通り抜けてく

降りしきる波打つ声には
誰もがしわを寄せ汗溜める

慣れてるようで慣れないのは
流れる声に熱が帯びてるから
長く休まず雄叫び上げるのは
それだけ長くうずついていたのでしょう


気づかぬ間もないうちに
この前とはちがうのかい
長生きに見せたいから
リレーレースのように繋ぐ

針で刺すように鳴くのだから
人間でも何日もつのかな

暗闇にずっと居続けて
外で数える間に終わるのは
出しゃばりな性じゃないからか
それか哀しき英雄を知っているのか

慣れてるようで慣れないのは
夏終わりに聞く声が儚いから
破れかけた鼓膜がさみしがるのは
流れる風が涼帯びてるからでしょう
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4 Comments

kazumi_yuukazumi_yuu
2013/08/19
こんばんわ、和海です。蝉の音色をここまで哀愁深く書いた詞は、はじめて見た気がします。特に最後の連なんて、哀愁成分がたっぷりで、とても素敵です。
1番のサビも、蝉の気持ちになって、想像している主人公がいて、この解釈もいいですね。ただ暑苦しいとばかり思っていた鳴き声を、もう少し聴いていたくなりました。素敵な詞をありがとうございます!
owarinakitabiowarinakitabi
2013/08/21
僕も最近、久しぶりに蝉の姿を見てこう思いました。
「お前って懸命だよな。必死に鳴いてるよな」
退会済み
2013/08/21
Delete
ショウタさん、僕もこの詞を書いてから蝉への見方がかわりました。
今年ももうじき聞けなくなると思うとちゃんと聞いとこうかなと思うようになりました。
短い地上での生活楽しんでね!みたいな。笑
退会済み
2013/08/26
Delete
和海悠さんに返したコメント間違って消してしまったのでもう一度お礼を言っておきます。汗

ありがとうございます。最近は蝉の声もだいぶ変わって来て、ますます蝉の季節も終わるなぁと思うようになりました。今まで蝉はそんなに好きではなかったのに、気になる存在に変わってしまいました。
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