けたましく朝を起こすのは
余命一週の茶色羽
耳を両手で塞いでも
指の間を通り抜けてく
降りしきる波打つ声には
誰もがしわを寄せ汗溜める
慣れてるようで慣れないのは
流れる声に熱が帯びてるから
長く休まず雄叫び上げるのは
それだけ長くうずついていたのでしょう
気づかぬ間もないうちに
この前とはちがうのかい
長生きに見せたいから
リレーレースのように繋ぐ
針で刺すように鳴くのだから
人間でも何日もつのかな
暗闇にずっと居続けて
外で数える間に終わるのは
出しゃばりな性じゃないからか
それか哀しき英雄を知っているのか
慣れてるようで慣れないのは
夏終わりに聞く声が儚いから
破れかけた鼓膜がさみしがるのは
流れる風が涼帯びてるからでしょう
余命一週の茶色羽
耳を両手で塞いでも
指の間を通り抜けてく
降りしきる波打つ声には
誰もがしわを寄せ汗溜める
慣れてるようで慣れないのは
流れる声に熱が帯びてるから
長く休まず雄叫び上げるのは
それだけ長くうずついていたのでしょう
気づかぬ間もないうちに
この前とはちがうのかい
長生きに見せたいから
リレーレースのように繋ぐ
針で刺すように鳴くのだから
人間でも何日もつのかな
暗闇にずっと居続けて
外で数える間に終わるのは
出しゃばりな性じゃないからか
それか哀しき英雄を知っているのか
慣れてるようで慣れないのは
夏終わりに聞く声が儚いから
破れかけた鼓膜がさみしがるのは
流れる風が涼帯びてるからでしょう
4 Comments
2013/08/19
1番のサビも、蝉の気持ちになって、想像している主人公がいて、この解釈もいいですね。ただ暑苦しいとばかり思っていた鳴き声を、もう少し聴いていたくなりました。素敵な詞をありがとうございます!
2013/08/21
「お前って懸命だよな。必死に鳴いてるよな」
2013/08/21
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今年ももうじき聞けなくなると思うとちゃんと聞いとこうかなと思うようになりました。
短い地上での生活楽しんでね!みたいな。笑
2013/08/26
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ありがとうございます。最近は蝉の声もだいぶ変わって来て、ますます蝉の季節も終わるなぁと思うようになりました。今まで蝉はそんなに好きではなかったのに、気になる存在に変わってしまいました。