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違う朝
enndouzinnpei 投稿 - 2013/08/17 更新 - 2013/08/18 2 Comments 684 Views
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鳥が逆を向いて
同じ朝がきてる
まだ始まらないような
顔つきのぼくが目覚めた

朝のテーブルの上
トーストと卵ひとつ
また同じものを食べて
テーブルマットだけ変える

階段何十段つまずかずに歩けた
誰も知らない坂道に
名前つけたりけずったり

部屋のなかにはいつも
天使のわっかが浮いていて
そこに腕を通すと
少しだけ空に飛べる

鳥が逆を向いて
違う朝がきてる
まだなにも知らないまま
同じく目覚めたぼく

朝のテーブルの上
ぬぎすてられたスーツ
違う髪形の父親が
急いで部屋をでてく

階段足をつけないまま歩けた
誰も知らない坂道を
誰にも知られずに歩いていく

部屋のなかで浮いてる
天使のわっかは満席で
無理やりそこを通ると
その分だけ外にはみ出てく

違う朝これでぼくは違う
違うぼくこれで朝が違う
それを矛盾のように見つめながら
ぼくは雲の隙間を歩いている


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2 Comments

退会済み
2013/08/17
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面白いです。
すっきり起きれない朝や通勤電車とか
ふつうのできごとなのに、
夢の中のことみたいな感じ?
うまく言えないけどとにかく不思議です。
enndouzinnpeienndouzinnpei
2013/08/18
ありがとうございます。
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