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人は鳥籠からは逃れられない
退会済み 投稿 - 2013/07/12 更新 - 2013/07/14 1 Comments 480 Views
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真っ白なお部屋で
私はいつも独りぼっち
そしていつもの空耳

「本当に ほんとなんだ!」
耳元で遠くに囁く

網目模様の中から見える
外の世界に憧れて

一人で佇む

今夜も月が一人で光り
哀れな私を照らす

あ!良く見ると
扉が戦いでいる

少しだけ押せば私は自由になる

空へ飛ぶための鍵は開かれている
自由になる扉は開かれたが
手足が重く
飛び出す事が難しくたじろぐ

無かったから欲しかったのか
本当に欲しかったのか
心が悩んでいる

決して鳥籠から逃れられない
そして自由になりたいと叫ぶ

そして今日も明日も
生かされていく
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1 Comments

kazumi_yuukazumi_yuu
2013/07/14
こんにちは、和海です。詞全体から、叫びのようなものを感じました。最後で「生かされる」という表現といい、結局とびらが開いても羽ばたけない主人公といい・・・。どっちかっていうと詞というよりは詩なんでしょうが、選択の困難さ、自由と安定とを比較している詩としてはかなり素敵な詩だと感じました!
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