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何度でも言ってやろうお前は「哀れだ」
退会済み 投稿 - 2013/07/08 更新 - 2013/07/08 0 Comments 717 Views
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千も一つも
始まりがある

ただそれだけ

生も死も
あるだけ

だから言おう
「お前は哀れだと」

擦り減っていく
また擦り減っていく
魂も生も

彼は言ふ
哀れだと

若人よ!
生き急ぐことなかれ!
いずれ死ぬ定めだから!

あ!もしもし?コチラ置イタ
可哀相ナ子ハイズコ?

物心ついた時には
真っ黒なお部屋に繋がれ
悲しいのか辛いのか
ほろほろと涙を流している

ここで見知らぬ
目出度い頭の人が言ふ
「残念!無念!また来世!
なんて素晴らしい言葉でしょうか!」

また夕日が沈む
また誰かが死ぬ
それは誰なのか?

死に何を見出して
何を得るのか?

全ては身勝手な大人たちの戯言であり
妄想に過ぎない

嗚呼!それでも人は!
生きている

月夜に照らされた
無垢な子を吊るしていく
決して自分を吊るそうとはしない

それが大人だから

愛を知らずに生まれ
死ぬために生かされていく
嗚呼…世界はなんて素晴らしいのでしょうか?

残念だ

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