深い海に沈んだ記憶
回路を辿って起き上がらせ
君を強く思っていたこと
それを思い出していた
水面に映る半魚の顔
波に歪んで笑えてくる
もうこの世界から消える
そんな期待と不安から
もう一度会いたい
あの島みたいに遠い
やがて夜になって見えなくなっていく
そんなときは
星を探す
冷たい風に吹かれて
夜明けに目覚めた
ここは無人島
大切にしていたものをそっと
気付かしてくれる場所だよ
かもめ号が転覆して
生きて流れ着いた場所が
無人の島と知ったとき
期待が失望に変わった
顔は思い出せない
同類になってたらいいな
君が人魚になって帰ってくる夢は
何度目か
褪めないで
風邪を引いても風は止まない
自然のための無人島
大切にしていた何かには
確かに温もりがあった
もう一度会いたい
あの島みたいに遠い
やがて朝靄が体中に纏い付く
この心は
いつ晴れる
冷たい風に吹かれて
夜明けに目覚めた
ここは無人島
引くくせにまた満ちてくる潮
思いにも似たような処がある
暖かい夕日は
君との記憶といっしょ
ここは無人島
今日もまた深い海の奥に
誰かを探してみようか
それが君なんだとわかってよ
回路を辿って起き上がらせ
君を強く思っていたこと
それを思い出していた
水面に映る半魚の顔
波に歪んで笑えてくる
もうこの世界から消える
そんな期待と不安から
もう一度会いたい
あの島みたいに遠い
やがて夜になって見えなくなっていく
そんなときは
星を探す
冷たい風に吹かれて
夜明けに目覚めた
ここは無人島
大切にしていたものをそっと
気付かしてくれる場所だよ
かもめ号が転覆して
生きて流れ着いた場所が
無人の島と知ったとき
期待が失望に変わった
顔は思い出せない
同類になってたらいいな
君が人魚になって帰ってくる夢は
何度目か
褪めないで
風邪を引いても風は止まない
自然のための無人島
大切にしていた何かには
確かに温もりがあった
もう一度会いたい
あの島みたいに遠い
やがて朝靄が体中に纏い付く
この心は
いつ晴れる
冷たい風に吹かれて
夜明けに目覚めた
ここは無人島
引くくせにまた満ちてくる潮
思いにも似たような処がある
暖かい夕日は
君との記憶といっしょ
ここは無人島
今日もまた深い海の奥に
誰かを探してみようか
それが君なんだとわかってよ
7 Comments
2013/05/06
二作とも読ませて頂きました
ご馳走さまです(笑)
想いにも似たところがある
それが君なんだとわかってよ
この二連が特に気に入りました♪
特別な言葉を使っているわけでもないのに
凄く切ないですよね
この主人公がなぜ深い海の底にいるのか、
どういった経緯で、誰を待っているのか、
色んな部分を読み手に想像させる余地を残してあって
とても読みごたえがありました( ´∀`)
good♪
2013/05/11
この詞は自分はインフルエンザの時にメロディが浮かびましたw
しんどいながらもディスプレイの前に座って
そのメロディーに言葉を付けていたようなw
自分は風邪ひいたり調子が悪かったり、
マイナスな気分の時の方がよく詞が浮かびますw
悠月さんはどうですか??
暗くて謎な詞を書けたのも、
インフルエンザのあの怠さがあったからだと思ってますw
自分が描いている構想を解説します。
主人公には恋人がいて、ある日一緒にクルーズ旅行に行き、
波が荒くなり飲まれ船が転覆し、生きて流れ着いた陸地が無人島でした。
目覚めた主人公は記憶喪失で、人の温かみを感じられないこの島に失望し、
ポケットに入っていたかもめ号の船旅の切符を見て、
大切な人の存在を思い出しました。
その人に会いたくて、でも顔は思い出せなくて、
夢の中で大切な人が人魚になって帰ってくる夢を見た主人公は、
海の中へその人を探しに行きます。
何度も何度も同じ夢を見るけど、人魚の顔はぼやけてはっきりしません。
2013/05/11
何度も何度も何年も探すうちに、主人公も半魚人のように
泳ぐ事だけが目的の生き物なってきました←ここ無理やりですw
次第に二人の間に暖かい記憶がいくつもあったことも思い出します。
風邪の時も看病してくれたり。
何もない場所にいたからこそ大切なものを思い出せたのかもしれません。
という無茶苦茶な解釈ですw
>引くくせにまた満ちてくる潮
>思いにも似たような処がある
自分もここが一番気に入っています。
誰かが待ってくれている期待と誰もいない不安が満ち引きする思いを、
波に例えました。
最後は語りかけるようにして、
大切な人に気付いてほしいという主人公の願望を書きました。
読み手に自由に解釈してもらえるのも詞のいい所だと思っています。
コメント&Goodありがとうございました^^
2013/05/12
大切にしていたものをそっと
気付かしてくれる場所だよ
・・・無人島をこんなふうに表現することもできるんですね。
Pushさせていただきました!!
2013/05/14
コメントありがとうございます。
この詞は謎な箇所が多くて、自分でも無理やり解釈してる部分もありますw
自分は無人島に行ったことがないけれど、
恐らく誰にも逢えない寂しさ、淋しさを感じる場所だと思います。
「大切なものは失って初めて気付く」という言葉は
日常生活の些細なことからも経験しているので本当なんだろうなと思います。
この後主人公は大切な人に逢えたのか・・・
この詞の後の展開を考えてもらうのも面白いと思ったので、
結末は読み手の皆さんの想像に任せたいと思いますw
Goodもありがとうございました^^
2013/06/08
一人きりで無人島に流されてしまったんですかね^^w
絶望的な状況だけど、どこか希望を捨ててない・・そんな所が良かったです。
それでは!
2013/06/09
自分の中では、客船が転覆して、
一人だけ無人島に流された(一人だけ生き残った?)のだと解釈しています。
同乗していた人たちはともかく、大切な人にはせめて生きていてほしいと、
深海の中へ探しにゆく主人公の姿を頭の中に描きました。
前述したとおり、
インフルエンザに罹っている時に高低差のないメロディーが浮かんできて、
それにサビの歌詞を足してその後何度も推敲した作品です。
怠い気分だったのが絶望的な詞を浮かべせる要因だったのかもしれませんw
コメントありがとうございました♪