もう要らないなら早く楽にして
この使い捨ての命
死後の世界 想像した画家たちが
描く地獄 今と何が違うの?
つくられた社会に縛られたまま
壊されるのだったら
死ぬことを恐れぬ16歳
そうする理由なんてないから
勝手につくってくれたらいい
何もかもを終わらせたい気分だった
一握りの 共感(わか)りあえた友達で
つくりあげた 学園祭みたいだ
できる人以外はできない人と
弾き飛ばされるだけ
価値ばかり求める22歳
明るい未来だけを夢見て
増してく暗さに目を瞑った
希望という箱の中身教えてくれ
現状を維持する25歳
天井だけで底は見えない
飛び抜ける力なんてなくて
こんな僕はどうでもいい普通の人
もう要らないなら早く楽にして
この使い捨ての命
4 Comments
2012/11/16
タイトルから惹かれました。
年齢に沿って、綴られている「命」について、
とても興味深かったです。
また、「使い捨ての命」と言ってしまう
主人公の気持ちに、どこか自分を重ねられました。
2012/11/20
楽になんてしてあげなくてよ!
もっと(この先も、という意味です)私を楽しませなさい。
因みに、25は男性の厄年(大厄は42ね)だし…げ、現状維持できたら御の字よ、うん。
と、思うほどに頭の中では和海ssiが歌って(訴えて?)いるような感覚に襲われた、夢芽でした。
否、感想にもコメにもなってねぇ…;
ごめんなさい。
2012/11/20
コメントありがとうございます!
自分自身が成長で感じたことそのままだったりするのですが、「命の意味」だったり「自分の存在価値」が解らなくなることって誰にでも少なからずあると思うんです。苦笑。老いも若きも、それなりに悩み苦しむものなのだな…と感じていただければと思います。。
2012/11/20
コメントありがとうございます!相当自分が辛い時に書いた作品ではあるので、重みが出ているように思います。作品としてはいい意味です。
裏テーマは「格差社会」でした。その絶望部分といいますか、自分自身が上の格でないことが確かだったため、普通でも現状維持でも恩の字です。
あっあと実は、年齢は字数の関係で若干サバを読んでいます。大して変わらないのでどうでもいい話ですが。笑
これからも楽しませるような作品を作っていければと思います!コメントありがとうございました!