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人も街も湿った空気に潰されて
中途半端に肌寒く空は白く濁る
傘に籠もった僕は地面を踏みつけて
濡れた踵に苛立ちながら坂を下る
枯れた花は
打ち付けられても
枯れたまま
どうせあのバス停も
商店街のベンチも
誰かの泪のような
この雨の向こう
夕暮れも気づかないまま時は流されて
ふと立ち止まれば薄暗く染まる闇は近く
熱の篭もった体温 汗がこびりつく
嫌気が差して傘を閉じて坂を上る
思い出せば
きりがない事を
今更
いつか見た笑顔も
触れた手の温もりも
誰かの泪のような
この雨の向こう
冷え切った躯
後悔はしていない
したたかな音に
満たされていく
きっとあの二人も
愛しいままの人も
誰かの泪のような
この雨の向こう
どうせ何もかも
この雨の向こう
中途半端に肌寒く空は白く濁る
傘に籠もった僕は地面を踏みつけて
濡れた踵に苛立ちながら坂を下る
枯れた花は
打ち付けられても
枯れたまま
どうせあのバス停も
商店街のベンチも
誰かの泪のような
この雨の向こう
夕暮れも気づかないまま時は流されて
ふと立ち止まれば薄暗く染まる闇は近く
熱の篭もった体温 汗がこびりつく
嫌気が差して傘を閉じて坂を上る
思い出せば
きりがない事を
今更
いつか見た笑顔も
触れた手の温もりも
誰かの泪のような
この雨の向こう
冷え切った躯
後悔はしていない
したたかな音に
満たされていく
きっとあの二人も
愛しいままの人も
誰かの泪のような
この雨の向こう
どうせ何もかも
この雨の向こう
2 Comments
2012/11/02
2012/11/16
コメありがとです!
返事が遅れてすいません‥
学生時代の作品ですが、
情景描写にこだわって描いたのをおぼえてます。