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嫌な過去を消しに行ったけど、過去なんて、消せるもんじゃない!っていうことを書きましたw
mikami252 投稿 - 2012/07/13 更新 - 2012/07/23 2 Comments 514 Views
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haru07
「闇に落ちるよ」と 鼻水を垂らして言う
さよならだねと 手を振る勇気もないのに
「怖くはないからね」 震える足が言う
嘘を本当にする 覚悟もないくせに

誤ちの足跡 窪んだ土に 絵の具を注ぐ
そんな日々の 間違いを 今ここで

 手にしたのは 魔法のブラシさ
 消せないはずの 過去を 隅々まで
 誰かが落とした 汚れた誤ちも
 傷つけてきた 僕の この心も
 きれいさっぱり 真っ白に 透明に

「闇に消えるよ」と おじさんの声がする
あなたは誰?と 聞き返す勇気もないから
「空耳だったんだ」 震える肩が言う
人の声を気にしない 強さもないくせに

過去たちの足音 淀んだ闇に 不気味に響く
恐怖に焦る 靴紐を 今ここで

 ほどいたのは 誤ちの指先さ
 消したはずの 汚れが 首元まで
 誰かが落とした 醜い誤ちも
 傷つけられた 僕の あの心も
 きれいさっぱり 真っ黒に 元通りに


黒ずんだ足元 くすんだ闇に 溶け込んでいく
誤ちの足跡 淀んだ闇に また刻まれる
そんな僕の 間違いが 今ここで
こんな僕の 誤ちが 今ここで


 手にしたのは 逃げ腰の未来さ
 消せないはずの 過去を 隅々まで
 きれいに出来た 気でいたんだ
 傷つけてきた 僕の この心も
 

 気づかせたのは 誤ちの指先さ
 消えたはずの 汚れが 足元まで
 誰かが落とした 醜い誤ちと
 傷つけられた 僕の あの心が
 僕に伝えに 来てくれたんだよ
 ここにいるんだよって
 ここにいたんだよって
 見えない泣き顔で おじさんの声で

「帰ってきたよ」と 鼻を垂らして言う
また会えたねと 手を握る元気もないんだ
「怖くはなかったよ」 震える足が言う
「ただ、悲しかったよ」と 「なぜか、おじさんがいたよ」と。
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2 Comments

haru07haru07
2012/07/17
こんばんわ、悠月です

私もよく「自己との対話」みたいなの書くんで
この作品はすごく勉強になります!

おじさんの声した心かぁ~ うまいなぁ♪
一番最後の結びの連が凄くスキです!
優しく笑ってるオッサンの顔が思い浮かびますねw

Good☆
mikami252mikami252
2012/07/23
悠月さんこんばんは^^  コメント遅くなってすいません;

>この作品はすごく勉強になります!
     ↓
本当にうれしいです!。ありがとうございます
でも、僕はこのサイトのみなさんと比べたらまだまだなので;
これからも、精進していきます。

コメント、感想ありがとうございますm(_ _)m
おじさんへのコメントも、ありがとうございます^^

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