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指切りって遊女が買ってくれる人に自分の小指を渡したのが由来らしいよ
退会済み 投稿 - 2012/04/20 更新 - 2012/06/30 0 Comments 584 Views
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そろそろ夕暮れに近くなり私の影法師が伸びる刻

誰かと契る今宵の夜
優越に浸るは誰のせい?

「さぁさ皆様ご覧下され
人の形と書いて人形であるが故に
買った人次第に候」

(金で繋げ  心を染めよ)
(珠を取るな 器だけ染めよ)

願うは心
安らぎの朝
現実は常に酷で
生きる意味も死ぬ意味も
見出せぬまま生きる

今日は上の染みでも数えましょうか
一つ二つ三つ
重ねぬ様に数え
ただ朝を待つ

遠くで遊ぶ子供を
自分と重ねて涙流す
ふと思い出すはあの時
指切りしたまま来ぬ
あの人の事

人とは決して一人では生きて生けぬ
求めて求められる事で生き永らえる
それが叶わぬ人は何で生きる?

捨てられぬ様に芸を覚え
蹴落とし蹴落とされて
怨み怨まれて
酷い私=醜い私
何故生きる?

(金で繋げ  心を染めよ)
(珠を取るな 器だけ染めよ)

ダレカコタエテ・・・
ダレカタスケテ・・・

求めるは心
生き永らえる意味
無くした小指が痛む
心が壊れ体も壊れ
「されど生きる それが人」

今日は畳表でも数えましょうか
一つ二つ三つ
私の為に泣いてくれるのは
ただの影法師
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