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2作品目です。さまざまな感情…一つになって築かれてゆく。そう…鬱陶しいのです。 コメント、アドバイス歓迎です!! 返信が遅くなる場合もありますが…よろしくお願いいたします。
Ringosyu 投稿 - 2012/01/26 更新 - 2012/01/29 2 Comments 461 Views
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その向こうにいるあなたは ある日壁を作ったんだ
行き違いかタガイなのか 問いたくても訊けやしない

壊れてゆく 壊れてゆく 思い出たちが
濃くなっていく 濃くなっていく
憎しみが 月断つごとに

あなたがいないそんな日に 見上げた空はきれいだった
孤独なんてまるっきりで ただいなくて良かったと思えたよ
あなたとの話は足りなくて それでもいいと笑えたんだ
愛は既に切り捨てた 正確には邪魔する瓦礫のせいで


その向こうにいるあなたの壁が不意に崩れた
行きたくはない怖くはない 後悔なんて好きにやればいい

その先にある 先にある 脆い足元が
落ちてゆく 落ちてゆく
笑顔だけ 残して失せた

あなたの瓦礫すらない地に 見栄えた水はきれいすぎた
姿は到底見えないのに どうして影がはっきり映った?


キズいてゆく キヅいてゆく 別のあなたが
埋まってゆく 埋まってゆく

ワラっている ワラっている

  僕の後ろで

あなたとの話は足りなくて これじゃダメと嗤ったら
過去が急に押し迫ったんだ

あなたがワラウそんな日に 見上げた空は綺麗だった
孤独にし続けてきたから 涙さえ抉る鋭利となって
あなたとの記憶が赤色に 流れて取り留めなくなった
おわるくらいなら言おう
  本当は抱きしめたかっただろう?


  ああ、埋まってゆく

     薄くなってゆく



     ………てゆく
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2 Comments

yaki_9yaki_9
2012/01/28
始めまして、ヤキと申します。

物語の最後、言葉と共に気持ちも消えていく心情が上手く表現されていると思います。
RingosyuRingosyu
2012/01/29
ヤキさん コメントありがとうございますm(_ _)m
そう捉えて頂いて嬉しい限りです!!

今回は建物の解体作業を見ていて思いついた作品です。
この建物は後どれくらいで記憶から消し去られるのか…
といった感じをベースとしています。

それと建物の崩壊が相手の感情の崩壊で、それを糧にその相手は復讐をする設定が組み込んだものとなってます。これが伝わっていればな…とか考えてます

どうだったでしょうか?
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