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弛[たゆ]まずに続く時の最中 その物語は始まり終わる
いずれ咲き散る花の記憶に 映り溶け込むひとときの夢
儚さばかりが 絶えずに注ぐ
虚ろなからだに 開いた穴から
ただ鳴るだけの 音の羅列を
今宵も捧ぐは 箱庭の主[あるじ]
繰り返すだけの 希薄な音色
いびつな頤[おとがい] 複眼[め]を逸らし 伏せる
瞼の裏に 思い描いた
面差しはいつも 変わらぬ姿
継ぎ目の裏に 隠し果[おお]せた
ぎこちなく 抱え込む 願い
卑しく苦い 秘密もいつか
欲しいなら全部 お前にあげるよ
硝子檻[がらすおり]越し 添わすてのひら
触れがたく伝う 温もりは淡く
寄り添う傍から ただすり抜ける
かりそめの感情[こころ] 撫でる言葉で
憐憫を誘い 叶わずに朽ちた
乞われて歌う束の間の 恋に似ていた
引きちぎる翅[はね]が ちりぢりに舞い
黄金色[きんいろ]に透ける 過去も失せゆく
僅かな望みも 引き裂かれて
突き立てられる 終焉の楔
喉も舌も欠け 壊れた玩具
ゆがんだ口蓋 複眼[め]を凝らし 探す
唇が紡ぐ 繰り返す名は
見詰めてた世界に 届くことなく
ひび割れる四肢 擦れて落ちた
たわいなく 砕け散る 輝石
醜く脆い この身体でも
欲しいなら全部 お前にあげるよ
崩れる光に 伸ばすてのひら
指先に霞む 温もりを求め
彷徨う端から 零れてしまう
眼窩[がんか]の奥に 深く焼き付く
彩る想いで 掻き毟る虚[あな]が
あの夜に知るいとしさに 酷く焦がれた
剥がれて覗く 引き攣る音色
あさはかで 清廉な 祈り
堪らず濡らす この両眼でも
欲しいなら全部 お前にあげる
硝子檻越し 交わす眼差し
掻き消える音 温もりは遠く
躊躇う間際で 敢えなく滲む
違[たが]わず続き 永久[とわ]になぞらう
ときにいとわしく ときにうつくしい
あの夜に見たひとときの 夢に微睡む
いずれ咲き散る花の記憶に 映り溶け込むひとときの夢
儚さばかりが 絶えずに注ぐ
虚ろなからだに 開いた穴から
ただ鳴るだけの 音の羅列を
今宵も捧ぐは 箱庭の主[あるじ]
繰り返すだけの 希薄な音色
いびつな頤[おとがい] 複眼[め]を逸らし 伏せる
瞼の裏に 思い描いた
面差しはいつも 変わらぬ姿
継ぎ目の裏に 隠し果[おお]せた
ぎこちなく 抱え込む 願い
卑しく苦い 秘密もいつか
欲しいなら全部 お前にあげるよ
硝子檻[がらすおり]越し 添わすてのひら
触れがたく伝う 温もりは淡く
寄り添う傍から ただすり抜ける
かりそめの感情[こころ] 撫でる言葉で
憐憫を誘い 叶わずに朽ちた
乞われて歌う束の間の 恋に似ていた
引きちぎる翅[はね]が ちりぢりに舞い
黄金色[きんいろ]に透ける 過去も失せゆく
僅かな望みも 引き裂かれて
突き立てられる 終焉の楔
喉も舌も欠け 壊れた玩具
ゆがんだ口蓋 複眼[め]を凝らし 探す
唇が紡ぐ 繰り返す名は
見詰めてた世界に 届くことなく
ひび割れる四肢 擦れて落ちた
たわいなく 砕け散る 輝石
醜く脆い この身体でも
欲しいなら全部 お前にあげるよ
崩れる光に 伸ばすてのひら
指先に霞む 温もりを求め
彷徨う端から 零れてしまう
眼窩[がんか]の奥に 深く焼き付く
彩る想いで 掻き毟る虚[あな]が
あの夜に知るいとしさに 酷く焦がれた
剥がれて覗く 引き攣る音色
あさはかで 清廉な 祈り
堪らず濡らす この両眼でも
欲しいなら全部 お前にあげる
硝子檻越し 交わす眼差し
掻き消える音 温もりは遠く
躊躇う間際で 敢えなく滲む
違[たが]わず続き 永久[とわ]になぞらう
ときにいとわしく ときにうつくしい
あの夜に見たひとときの 夢に微睡む
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