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周りの色と、時間と、心の変化
ark 投稿 - 2011/09/20 更新 - 2011/11/20 2 Comments 605 Views
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退会済み
夕暮れが近づく
冬に変わっていく

曖昧に時を刻んだ僕らの季節

つかんでいたボタンが
転がっていった先
ほつれてしまった糸をたぐりよせても
君はもう戻ってこないんだね


夜が近づく
街がセピアに変わっていく

壁につけている背中だけが温かく

つかんでいた手が
離れていった先
その道には影すらも見つからないで
君はもう戻ってこないんだね

息をするのはこんなに苦しかっただろうか
恋をするのはこんなに切なかっただろうか

そっと背中を離せるのは
もう少し周りがモノクロになってからにしよう
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2 Comments

退会済み
2011/09/23
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壁につけている背中の温もりの使い方が良いと思いました。なくした温もりのイメージに具象の質感を与えていて切なさが実感として伝わってくる気がします。ラストで再度言及される時の哀切さも良いと思います。ああ、それで題名が『After the Dusk』 なのかと思いました。語り手は戻ってこない君のことをまだふっきれてなくて、まだAfterの段階に心を持っていけないんだなと思いました。そう考えたらとても切ない余韻が残りました。
arkark
2011/09/23
メタスキーマさん>
コメントありがとうございます
人と待ち合わせをしている時、駅の柱に寄りかかっている時に思いついたものです
柱って、最初は冷たいのに、ずっと寄りかかってると温かくなりますよね
冬なんかはとくに、なんなら離れなくてもいいかな って思えたり
離れたら背中が冷えてしまうような感覚

コメントの『語り手は~』部分からはおっしゃる通りです
まだAfterまでいかないんです
そして、時間が過ぎて背中が離せるようになっても
ぬくもりはなくなって、暗い夜がやってくるんですけどね
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