新規登録 ログイン
よろしくお願いします。曲はこちら、動画はこちらです。
退会済み 投稿 - 2011/08/17 更新 - 2011/11/20 2 Comments 451 Views
good投票
退会済み
背中に書かれた文字を
あなたがゆっくり読み上げる
あなたの声を使って
あたしはあたしを読み解くの

ホワイトアウト
ホワイトアウト
ひろげられた頁は焼けそうで

ホワイトアウト
ホワイトアウト
文字はゆらり気化して陽炎に

後に残った白紙の絶頂
風がめくればまた…

線の引かれたアフォリズム
あたしは吐息で拾い読む
あたしの紙背 徹する
あなたのあなたを感じてる

ホワイトアウト
ホワイトアウト
真夏の読書は汗だくで

ホワイトアウト
ホワイトアウト
どちらのか分からない汗に濡れ

むかし挿んで忘れた栞
そこを開けばまた…

全部初めから
書かれてた
伏線、エピローグ、全部
読まれる真昼を
待ってた
閉じた表紙の中

ホワイトアウト
ホワイトアウト
二人の図書館は熱帯で

ホワイトアウト
ホワイトアウト
唸る空調も追いつけなくて

ホワイトアウト
ホワイトアウト
行と行とのあわい滲み出す

ホワイトアウト
ホワイトアウト
深意のあいだにまた行間が

狭間の谷を無限に落下
でも頂(いただき)もまた…

2 Comments

退会済み
2011/08/18
Delete
こんにちは。

・歌詞だけ読んだ感想

すごく良いのだが、なんか、そっけなさというか、不親切さというか。
1番で、あら素敵、ちょっと難しそうだけど入ってみようかしら、と思った客に、
>線の引かれたアフォリズム
の連、これは、ついてこれなきゃお帰りください、って感じで。

もちろん全体はそんなに難解ではないし、書いた当人は(おそらく)標準的な難易度のレトリックだと思っているだろうけど。
でもまあ、通常の文章から見れば難しい、で、難しさから入る場合、後半でその謎を解き明かす、種明かしがあるミステリーみたいなのが、大衆音楽の歌詞の王道であろうし。

・曲を聴いた感想

すごくいいですね。
息継ぎのポイントが少ないので生身で歌うのはつらそうですが。
それ以外はOK、素晴らしいです。
退会済み
2011/08/18
Delete
コメントありがとうございます。

「線の引かれたアフォリズム」でついてこれなきゃ感が出るのは全く気付いてなかったです。書いた当人はまさに標準的難易度のレトリックしか使ってない穏当な大衆歌謡と思ってました。そこ結構引っかかっちゃうんですねぇ。匙加減まちがえたようですね。

息継ぎも全然意識してなかったです。そこはやはり自分では歌えない人間の迂闊さでしょうね。本当はボーカロイドではなくて自分で歌いたいのですが、すごく音痴なので私が歌うと他人にメロディーが伝わらなくて。

曲にいい感じのところがあるとしたら、多分Singer Song Writerという作曲ソフトが自動生成したアレンジに拠るところが大きいと思います。コード進行とA, B, Sとかの曲構成を指定して曲調を選択すると伴奏を自動生成してくれます。これの曲調は「ボサノバ」だそうです。本当はコード進行自動判定機能もあるのですが、私のメロディーがデタラメすぎるのか、私が聴くと「えー?うそでしょー?」っていうコード進行にしか判定してくれなくて、そこだけは残念ながら電子ピアノで試し弾きしつつ自分で考えました。コード進行の知識が無い私には大層苦痛な作業でした。一部メロとぶつかってる感じのところもある気がしましたがどうしていいかわからずギブアップしました。
Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録